報道発表資料
革新的稲作営農管理システム実証プロジェクトに関する連携協定を締結
<2015年5月14日>
新潟市
株式会社NTTドコモ
ベジタリア株式会社
ウォーターセル株式会社
新潟市、株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)、ベジタリア株式会社(以下ベジタリア)、およびウォーターセル株式会社(以下ウォーターセル)は、稲作農業において、生産性向上と高付加価値化を推進することを目的とした「革新的稲作営農管理システム実証プロジェクト」に関して、本日協定を締結しました。
本プロジェクトでは、日本最大の水田耕作地面積を持ち、国家戦略特区(革新的農業実践特区)である新潟市の大規模農業の改革に取り組む稲作農業生産者に、水田センサおよび同センサと連動したクラウド型水田管理システムを導入いたします。これにより、日々の圃場管理の効率化のほか、省力化、コスト削減、収穫量増加、品質向上等に役立つ情報を農業従事者がスマートフォン等で確認できるようになります。
新潟市および3社はこの実証プロジェクトを通じて、農業従事者の減少および高齢化への対応や、これまで各農家一人ひとりの経験や勘によるところが多かった経営に対し、ICTを軸とした効率的な農業経営の実現をめざします。また、農業従事者の稼働と水質管理の効率化により、生産性の向上や収穫量の拡大にどれだけ寄与することができるかの検証を行います。将来的には、このノウハウを日本全国に普及させていくことを視野に入れ、日本の農業のICT化に貢献してまいります。
別紙1 実証プロジェクト概要
1. 目的
稲作農業生産者の水田に通信モジュールを搭載した、水田センサを設置し、湿度・温度・水位・水温等を自動で計測し、解析を行うことで、農業従事者に必要な情報を提供し、効率的な農家経営の実現をめざします。
2. 実施期間
平成27年5月14日(木曜)〜平成28年3月31日(木曜)
3. 対象
新潟市の稲作農業生産者22者(13法人、9個人)
4. 新潟市および各社の役割
新潟市
- 大規模稲作農業生産農家への水田センサシステムの普及促進の支援
ドコモ
- 水田センサと水田管理システムをつなぐ通信モジュールの提供
- 通信エリアの電波状況確認に基づくコンサルティング
ベジタリア
- 水田センサ、水田管理システムの開発
- 水田管理システムの提供
ウォーターセル
- 水田への各センサシステム等の機器設置および、メンテナンス
- ヘルプデスクの設置・運営
- クラウド型農業生産管理ツール「アグリノート」の提供
別紙2 実証プロジェクト全体のイメージ
<プロジェクト全体図>
<実際の導入イメージ>
別紙3 各社の概要
NTTドコモ | |
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会社名 | 株式会社NTTドコモ |
代表者 | 代表取締役社長 加藤 |
所在地 | 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 山王パークタワー |
資本金 | 9,496億7,950万円(2014年3月31日現在) |
営業開始 | 1992年7月1日 |
従業員数 | 10,973名/当社グループ24,860名(2014年3月31日現在) |
事業内容 |
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ベジタリア | |
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会社名 | ベジタリア株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 小池 聡 |
所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー |
資本金 | 5億3,116万円(2015年5月1日現在) |
営業開始 | 2010年10月22日 |
従業員数 | 21名/当社グループ44名(2015年5月1日現在) |
事業内容 |
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ウォーターセル | |
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会社名 | ウォーターセル株式会社 |
代表者 | 代表取締役 長井 啓友 |
所在地 | 新潟県新潟市中央区笹口2丁目13番11号 笹口I・Hビル |
資本金 | 3,000万円 |
営業開始 | 2010年10月 |
従業員数 | 28名 |
事業内容 |
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