大規模災害時に帰宅困難者へ自社ビルを開放
<2014年8月28日>
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、2014年9月以降、大規模災害発生時に公共交通機関の運行が停止するなどの理由により、徒歩での帰宅を余儀なくされた方々に対する支援場所として、関東信越において、自社ビル14ヶ所1 を開放いたします。
開放する自社ビルでは、災害発生時に、携帯充電サービスをはじめ、徒歩帰宅者が安全に帰宅できるよう飲料水や非常食の提供、また、安心して休憩していただくためのスペースやトイレ、毛布等を提供いたします。
なお、本取り組みは、関東信越以外の全国の地域についても、順次拡大する予定です。
内閣府によると東日本大震災の帰宅困難者は、東京都で約352万人2 と推計され、また、首都直下型地震が発生した場合、東京都で約517万人3 の帰宅困難者が発生すると予想されており、帰宅困難者の一時滞在施設やトイレ等の休憩施設の不足が課題となっております。
ドコモでは、自社ビルの開放により、徒歩帰宅者の安全確保や支援場所等の提供をおこなうことで、帰宅困難者の課題解決の一助となることを目的として、本取り組みを実施してまいります。
今後もドコモは、大規模災害時の安定的な通信確保や被災エリア等への迅速な対応を通じて災害時においても更なるお客様の利便性向上を目指して取り組んでまいります。
開放する自社ビルの詳細については別紙をご覧ください。
- 1 開放スペースは、エントランス等になり、ドコモの安全基準に則り、安全が確認できた場合に開放いたします。区分所有ビルも含む。
- 2 内閣府「帰宅困難者対策の実態調査結果について(平成23年11月22日)」より。
- 3 東京都「首都直下地震等による東京の被害想定(平成24年4月18日)」より。
別紙 開放を予定する関東信越14ヶ所の自社ビル
1. 概要
ドコモが所有する自社ビルの一部を2014年9月以降、大規模災害時の徒歩帰宅者向けの支援場所として開放する。
2. 開放する自社ビル一覧1
都道府県 | ビル名 | 住所 |
---|---|---|
東京都 | ドコモ品川ビル | 東京都港区港南2-1-65 |
ドコモ代々木ビル | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-3 | |
ドコモ墨田ビル | 東京都墨田区横網1-9-2 | |
ドコモ中野ビル | 東京都中野区中野4-9-18 | |
ドコモ立川ビル | 東京都立川市曙町3-18-55 | |
神奈川県 | ドコモ川崎ビル | 神奈川県川崎市川崎区日進町59-16 |
横浜メディアタワー | 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-7-3 | |
千葉県 | ドコモ千葉ビル | 千葉県千葉市中央区千葉港7-5 |
埼玉県 | ドコモ埼玉ビル | 埼玉県さいたま市中央区新都心11-1 |
茨城県 | ドコモ水戸ビル | 茨城県水戸市宮町1-1-83 |
栃木県 | ドコモ平出第二ビル | 栃木県宇都宮市平出工業団地48-7 |
群馬県 | ドコモ前橋ビル | 群馬県前橋市下沖町138-2 |
長野県 | ドコモ長野ビル | 長野県長野市上千歳町1112-1 |
新潟県 | ドコモ新潟ビル | 新潟県新潟市中央区八千代1-3-9 |
3. 提供サービス
飲料水、非常食、毛布、トイレ設備、携帯電話充電サービス、テレビ・ラジオ等による災害情報
4. その他
災害発生に伴い、自社ビルを開放する場合は、ビルの入り口等、帰宅困難者の目に触れる場所に施設開放案内を掲示いたします。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。