ファンドレイジングを活用したNPO支援プログラム等を開始
-東北復興新生支援プロジェクト「笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト」-
<2014年3月5日>
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、日本最大のクラウドファンディングサイトである「JustGiving」(運営団体 : 一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン URL : (別ウインドウが開きます)http://justgiving.jp/)と連携して、被災地で復興支援活動を実施しているNPO等非営利団体(以下、NPO等)がファンドレイジング
1 を通じて活動資金を獲得しやすい環境を整備するプログラムを、2014年4月1日(火曜)より開始いたします。
「JustGiving」は、2001年に英国で始まり、全世界でのべ1,200万人が利用しているオンライン・ファンドレイジング・ツールで、NPO等の活動を支援したい個人(ファンドレイザー)が、友人や家族に対して働きかけを行ない、寄附を集めることができるプラットフォームです。
ドコモは、NPO等が「JustGiving」を利用して個人ユーザからの寄附を集められるように、プロモーション支援やドコモ社員による活動のサポート、情報配信等をするためのタブレット貸与、ならびに活動運営等に必要な活動準備金(50万円/団体)の寄附を、本プログラムで実施いたします。
今回選定するNPO等については、「JustGiving」内のサイトで紹介し、これらのサイトへの寄附の決済手段としては「ドコモ口座」からのお支払いをできるようにいたします(2014年6月予定)。「ドコモ口座」残高からのお支払いや携帯料金と合算でのお支払いが選べ、モバイルを活用した簡易な寄附が可能となります。
まずは、4月より第1期として2013年度ドコモが助成をしたNPO等(10団体)に対して支援を行ない、2014年度下期に予定している第2期プログラムでは、行政および中間支援団体からの推薦のあったNPO等を対象に選定を行ない、支援を実施いたします。
本プログラムによって、NPO等の活動内容を、ドコモの東北復興・新生支援応援サイト「笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト」上で情報発信をすることで、NPO等の活動に共感する一般の方からも広く寄附を募ることができる環境を整備することができるようになります。
ドコモは、NPO等にとって大きな課題である活動資金の調達をサポートすることで、NPO等が東北復興活動を継続的に実施できるように支援してまいります。
また、ドコモは「笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト」として、様々な形での東北復興支援の取り組みを行なっております。
ドコモでは、震災から丸3年を迎える被災地の更なる復興支援と一助とすべく、被災地(岩手・宮城)の商品をギフトカード化し、売上の一部を寄附する「東北応援ギフトカード」の販売や、「dミュージック®」を活用した音楽配信等、3月以降、順次新たな取り組みを実施してまいります。
1 「ファンドレイジング」とは、個人が、NPO等のために、友人や家族等から寄附を集める行為のことを指します。「JustGiving」は、2010年3月より日本においてサービス展開をしています。また、寄附を集める人のことを「ファンドレイザー」と称しています。
別紙1 「ファンドレイジングを活用したNPO支援プログラム」の概要
1. 概要
本プログラムは、ドコモが選定したNPO等に対して、日本最大のクラウドファンディングサイト「JustGiving」を活用し、NPO等の活動に共感する一般の方からも広く寄附を募ることができる環境を整備することで、NPO等が自立的に事業を運営し、東北復興活動を継続的に実施できるように、ドコモが様々な側面からサポートする取り組みです。
<イメージ>
2. プログラム内容
- NPO等の活動の認知拡大を図るプロモーション支援
- 情報配信等に活用するタブレットの貸出
- 活動準備金(50万円/団体)の寄附
- 「東北復興新生支援室」のドコモ社員による情報発信支援、活動サポート
3. 実施期間
2014年4月1日より開始
4. 支援対象団体・選定基準
第1期 ドコモが支援するNPO等非営利団体(10団体)
- 2013年3月にドコモが実施した「ドコモ東北復興支援助成」対象団体から選定
第2期以降 行政および中間支援団体から推薦のある団体等
- 審査(書類・面談)の上、選定
5. ドコモ口座を活用した寄附送金方法
「ドコモ口座」を利用し、寄附を行う場合は、口座番号やクレジットカード情報の入力が不要となり、暗証番号4ケタの入力など簡易な手続きのみで行えます。
<画面イメージ>
6. 第1期 支援対象団体およびモバイルを活用した活動内容
No | 活動拠点 | 団体名称 | 2013年度の主な活動内容 |
1 | 宮城県仙台市 | 公益財団法人 仙台応用情報学研究振興財団 |
タクシードライバーが語り部として仙台の魅力を訪問観光客に伝える「語り部タクシー」でタブレット端末を活用し、被災地の前後や被災時の様子などを効果的に訴求する活動を実施。 |
2 | 宮城県仙台市 | 特定非営利活動法人 ICT支援NPOネットワーク宮城 |
震災被災者がPCやタブレット端末を用いて情報収集・双方向通信を行えるよう、継続的に端末やアプリケーションの操作方法を現地で教育し、地域コミュニティの再生を図る。 |
3 | 宮城県仙台市 | 一般社団法人 パーソナルサポートセンター |
音声から感情を分析して気分の浮き沈みを可視化するAndroidTMアプリを利用して、仮設住宅支援員のメンタル状況調査及びケア体制の検討。音声入力デバイスとしてタブレットを活用。 |
4 | 宮城県仙台市 | 公益財団法人 共生地域創造財団 |
在宅被災世帯の生活支援において、モバイル端末とクラウド技術を活用することで、より効果的な運営と正確な状況把握を促す。 |
5 | 宮城県石巻市 | 特定非営利活動法人 災害医療ACT研究所 |
災害医療コーディネート研修会を被災地域の医療従事者に対して開催し、災害時における初動体制の確保や電子化された薬手帳など、医療に有効なモバイル活用を検討。 |
6 | 宮城県石巻市 | 一般社団法人 ISHINOMAKI2.0 |
地域産業活性化モバイルアプリケーションの開発を地域の若者と共に行うことにより、若者のITスキルの向上、就労支援に寄与。 |
7 | 岩手県二戸市 | 特定非営利活動法人 カシオペア市民情報ネットワーク |
モバイル端末を活用することで、機動性の向上と視聴者との双方向性を向上。「三陸さ、あべ」という隔週番組にて内陸地に被災地の現状を伝え沿岸部への観光を促す。 |
8 | 岩手県久慈市 | 特定非営利活動法人 北いわて未来ラボ |
新たな町のコンテンツ「三ツ星丼」を作る過程を、子供たちがモバイル端末で楽しく撮影、視聴していくことで、子供たちがまちづくりに参画していける活動を進めていく。 |
9 | 福島県福島市 | 公益社団法人 助けあいジャパン |
県内外に避難している方を訪問しタブレットの操作説明を行うとともに、避難している方からの動画メッセージを製作し、避難世帯に配布しているタブレットに配信することで絆の再生を図る。 |
10 | 福島県郡山市 | 特定非営利活動法人 うつくしまNPOネットワーク |
県内避難者が抱える生活の課題や避難元自治体への要望などを避難者自らが発信できるようになるために、タブレットの使い方や活用方法を教える活動を進めていく。 |
別紙2 「笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト」の新規施策の概要
1. 「東北応援ギフトカード」による被災地支援
- (1)概要
- 被災地(岩手、宮城)の商品をギフトカード化<3,000円(非課税)>し、被災地支援の一環で販売いたします。売上の一部は「公益財団法人 みちのく未来基金」を通じて、東日本大震災で被災した子供たちの高校卒業後の進学を支援するための基金として寄附させていただきます。
- (2)開始時期
- 2014年4月上〜中旬(予定)
- (3)購入方法
「ギフトカードモールJapan」(http://www.giftcard-japan.com/)を予定。
今後、その他ネットサイトや、店頭販売等、販路を拡大予定<ギフトカードモールJapanとは>
ギフトカードモールJapanは、伊藤忠食品株式会社が運営するギフトカード販売サイトです。
当サイト上で販売しているカードは、商品交換サイトの「ギフトカードモールexchange.com」((別ウインドウが開きます)http://www.giftcardmallexchange.com/)にてご希望のお品物のお申込みにご利用いただけます。
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2. 「dミュージック」を活用した音楽配信による被災地支援
- (1)概要
- 一般財団法人音楽の力による復興センター・東北が、被災地や全国から寄せられた復興をテーマとした楽曲を「dミュージック」で配信し、売上の一部で被災地の仮設住宅・学校等での音楽活動を支援いたします。
- (2)開始時期
- 2014年3月8日(土曜)
- (3)購入方法
- ドコモのスマートフォン、タブレットから
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「dマーケット®」⇒「dミュージック」⇒特集ページ「ふるさとよ 音楽で甦れ」 - (4)配信する楽曲
- 計9曲を配信
被災地の小・中学校で子供たちがつくった楽曲(3曲)
被災地の有志アーティストがつくった楽曲(3曲)
被災地外の子供達や有志アーティストがつくった楽曲(3曲)
(復興庁主催の「REVIVE Japan CUP」のグランプリ受賞作品や阪神・淡路大震災時に有志がつくった応援歌等)
別紙3 東北復興・新生支援サイト「笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト」の概要
「東北復興新生支援室」は、2011年12月に発足後、被災地での復興支援活動を通じて、東北のすばらしさや様々な現地での課題を知りました。
現地で活動する当室社員がナビゲーターとなり、被災地の「生の声」を伝えるポータルサイトとして開設したのが『笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト』サイトです。
当サイトでは、現地からの声として、支援を必要とする事業者・団体を紹介する等して、被災地と支援者をつなぐことで、サイトをみたお客様へ復興支援活動への参画する機会やきっかけを提供していきたいと考えています。
<ホームページ>
URL : (別ウインドウが開きます)http://rainbow.nttdocomo.co.jp
<Facebook>
Facebook : (別ウインドウが開きます)http://www.facebook.com/docomo.rainbow
「Android」は、Google Inc.の商標、または登録商標です。
「dミュージック」「dマーケット」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。