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「CEATEC AWARD 2013」において「次世代移動通信(5G)」が総務大臣賞を受賞

<2013年10月3日>

株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、現在、千葉県の幕張メッセで2013年10月5日(土曜)まで開催中の「CEATEC JAPAN 2013」において、ドコモの「次世代移動通信(5G)」が「CEATEC AWARD 2013 総務大臣賞」を受賞いたしました。

「CEATEC AWARD 2013」は、今年の開催テーマである「Smart Innovation-豊かな暮らしと社会の創造」のもと、出展された展示品の中から、特に優れたイノベーション力を発揮した技術・製品・サービス・システム等を表彰するものです。「総務大臣賞」は、通信技術や放送技術を主要技術として、ネットワークを利用した経済活動の効率化や高付加価値化の促進に最も貢献する製品、技術、サービスまたはそれを支える部品・デバイスに対して贈られます。

「総務大臣賞」を受賞した「次世代移動通信(5G)」は、LTE-Advancedの次のネットワークとして、2020年以降の実用化を目指して検討を進めている通信技術で、アーキテクチャの独創性や通信トラフィックの増加に対するソリューション性の高さなどが評価され受賞に至りました。

ドコモは、お客様一人ひとりのスマートライフのパートナーとして、お客様の生活が安心、安全、便利で快適になるよう、研究開発に取り組んでまいります。

総務大臣賞の画像

参考 「次世代移動通信(5G)」の概要

1. 「次世代移動通信(5G)」とは

今後、多種多様な通信端末の利用や、ビデオなどのリッチコンテンツの需要が一層増加し、2010年から2020年代の間に、トラフィック量は1000倍以上に増加すると想定されます。
トラフィック急増を見据えて、2020年代においても、お客様に快適なサービスを提供するために、LTEの1000倍以上の超大容量化と100倍以上の超高速通信を実現することを目指し、研究開発を進めているのが「次世代移動通信(5G)」(以下5G)です。現在のLTE、2015年導入を目指すLTE-Advancedに続く新しい通信方式です。
5Gでは現在使用されていない高い周波数帯を活用することで、広い周波数帯域での通信を可能とし、高速大容量通信を実現します。ドコモでは、高周波数帯を広帯域に利用するスモールセルと、現在使用している低い周波数帯を利用するマクロセルを組み合わせたファントムセルコンセプトや、多数のアンテナ素子を活用した送信技術により高周波数帯を有効利用する伝送技術の研究開発を重点的に進めています。
今後は、5Gによる快適な通信環境をできるだけ早期にお客様に提供できるよう、5Gの実現に向けて国際標準化をリードし、研究開発を精力的に進めていきます。

2. 「CEATEC JAPAN 2013」での展示内容

新しい無線方式を評価するためには、基本的なデータ収集と共に、高い周波数帯の電波の伝搬状況を考慮したスモールセルの配置による効果を視覚的にシミュレーションしていくことが重要です。
CEATEC JAPAN 2013では、5Gの実現に向けてドコモが考える要素技術の動作、性能をリアルタイムに把握できるシミュレータを展示しています。
建物が密集した都市部に、携帯電話を使用するお客さまが大勢いる状態をシミュレートしており、LTEの一般的なモデルと5Gのモデルでのシミュレーション結果が比較できるようになっています。
場所によるスループットを色で示し、5Gでのスモールセルの追加、高い周波数帯における広帯域化、多数のアンテナ素子を活用する送信技術の適用による効果が確認できます。地域全体のスループットを可視化することにより、高速通信が可能となるエリアの拡大やネットワーク全体の容量が1300倍程度まで拡張可能であることがわかります。都市部のようなトラフィックが多い状況でも5Gでは解像度の高い4K動画もスムーズに視聴できる様子を確認できます。

「CEATEC JAPAN 2013」展示模様の画像

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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