お客様の設定により、お客様情報が「非表示」となっております。お客様情報を表示するにはdアカウントでログインしてください。
お客様情報表示について

FOMAユビキタスモジュール「FOMA UM03−KO」を開発

<2012年10月1日>

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモは、ドコモ提供のモジュールとしては初めて、緊急速報「エリアメール®」の緊急地震速報、津波警報、災害・避難情報の3つの情報配信全てに対応するなどの機能拡充を図ったFOMAユビキタスモジュール®「FOMA UM03−KO」を開発し、2012年度第4四半期(予定)に発売いたします。

現在、開発中の「FOMA UM03−KO」は、従来のパケット通信機能、音声通話機能などに加え、新たに、緊急速報「エリアメール」に対応いたしました。また、本製品を組み込んだ機器の位置情報が確認できる「位置測位機能」への対応や、高速通信への対応(送信時 最大5.7Mbps、受信時 最大7.2Mbps)注意1 、さらに、機器への組込易さを向上させるためにモジュール内にアプリケーション実行環境を搭載するなど、機能拡充を図っております。

ドコモは、これまで、FOMAユビキタスモジュールを活用し、ガス・電力等の遠隔検診、タクシー・バスなどの運行管理、電光掲示板への動画・コンテンツ配信、自動販売機の在庫管理等、M2M市場の拡大を図ってまいりました。今後も、様々な機器とモバイルとの融合を通じて、M2M市場の更なる活性化を図ってまいります。

なお、ドコモは、本製品を「CEATEC JAPAN 2012」(2012年10月2日〜6日)の特別展示Smart Mobility Innovation 2012内『Smart Mobility“ZERO”』(ホール1小間番号1A01)において、M2Mソリューションを中心としたドコモのサービス・商品の展示とともに参考出展いたします。

製品概要は、別紙の通りです。

■FOMA UM03−KOの主な特長

  1. エリアメールに対応

    今回新たに緊急速報「エリアメール」の緊急地震速報、津波警報、災害避難情報の3つの情報配信全てに対応いたしました。
    これにより、例えば、本製品を組み込んだ電光掲示板を、公共スペースや沿岸部に設置することで、気象庁が配信する「緊急地震速報」や「津波警報」、国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」注意2 の注意喚起メッセージを電光掲示板に表示するとともに、専用の警告音を流すことなどが可能となります。
    また、例えば、本製品を組み込んだ機器が緊急地震速報を受信した場合には、組み込み機器の動作の停止等のコントロールが可能となり、災害時の被害軽減を図ることができます。

  2. 位置測位機能に対応

    ドコモのユビキタスモジュールとしては初めて「位置測位機能(GPS測位および基地局測位)」に対応いたしました。本製品と今回開発するGPSボード(別売)を組み合わせて機器に組み込むことで、例えば、トラックやバス、建設機械(ショベル等)の位置情報を確認することができるようになるため、トラックの効率的な配送管理やバスの運行管理、重機の盗難防止対策等が可能となります。

  3. 通信速度を高速化

    今回、通信速度を送信時最大5.7Mbps、受信時最大7.2Mbpsに高速化いたしました。注意3
    例えば、高速化を図ることで、テキストや静止画等を配信するデジタルサイネージでは、より効率的な情報配信が可能となります。また、遠隔地の状況を静止画を受信して監視する遠隔監視ソリューションでは、高精細な静止画等を、より効率的に取得することが可能となります。

  4. アプリケーション実行環境を搭載

    今回新たに、アプリケーション実行環境を搭載いたしました。モジュールやモジュールと連携する機器の動作制御を行うCPUと、アプリケーションを記録するメモリを搭載することで、CPUやメモリを外部に搭載する必要がなくなり、機器への組込易さが向上するほか、システム全体のコストを削減することが可能となります。

■発売時期
2012年度 第4四半期(予定)

■商品の外観

FOMA UM03−KOの写真

■お問い合わせについて
本製品は法人のお客様専用の商品です。
お問い合わせについては、ドコモの法人営業担当、または、
ドコモビジネスオンライン(https://www.nttdocomo.co.jp/biz/support/inquiry/)までお問い合わせください。

  • 注意1 ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
  • 注意2 緊急速報「エリアメール」(災害・避難情報)の導入自治体数は、2012年10月1日現在、1,321となっています。
  • 注意3 従来モジュール機(例:FOMA UM02−KO)の通信速度は、送信時最大64kbps、受信時最大384kbpsです。

別紙 「FOMA UM03−KO」の概要

1.主な仕様注意1

対応サービス FOMAパケット通信(FOMAハイスピード対応)
FOMA音声通話
SMS(ショートメッセージサービス)
無線周波数帯 2GHz帯/800MHz帯(FOMAプラスエリア対応)
データ通信速度 上り:最大5.7Mbps / 下り:最大7.2Mbps
シリアル伝送速度 UARTシリアルインターフェース:最大460,800bps
USBインターフェース:USB2.0(Full speed/High speed対応)
サイズ 約36.5mm(W)×約49.1mm(D)×約3.6mm(H)
質量 約11g
環境条件 動作温度:−20℃〜60℃ 湿度:25〜85%(結露なきこと)
保存温度:−30℃〜85℃ 湿度:25〜85%(結露なきこと)
消費電流
  • 待受時:平均1.8mA以下(UART/USB接続時)注意2
  • 通信時、ソフトウェア更新時:650mA以下(UART接続時)、700mA以下(USB接続時)注意3
外部インタフェース
  • 80ピン B2Bコネクタ(通信シリアルIF(UART/USB)、音声インターフェース、I2Cインターフェース、SPIインターフェース、デジタル入出力インターフェース、アナログ入力インターフェース、モニタインターフェース、ドコモUIMカードインターフェース)注意4
  • TRX RFコネクタ【U.FL】(RFインターフェース)
搭載機能
  • エリアメール受信機能
  • 位置測位機能(GPSボード(別売)が必要)
  • プロトコル変換機能(PPP/TCPプロトコル搭載)
  • ユーザアプリ実行環境(アプリケーションのソースコードはJavaTM言語で記述)
  • 遠隔監視機能
  • ソフトウェア更新機能

2.「FOMA UM03−KO」の外観

FOMA UM03−KOの正面写真FOMA UM03−KOの裏面写真

  • 注意1 仕様は、開発中のため変更になる場合があります。
  • 注意2 圏内静止、周辺セルサーチ無し、シリアルER線OFF、USB非活性設定時
  • 注意3 最大送信出力時
  • 注意4 一部インターフェースについては特定動作モードでのみ使用可能
  • 注意JavaおよびJavaに関連する商標は、米国およびその他の国におけるOracle Corporation及びその子会社、関連会社の商標または登録商標です。
  • 注意「FOMAユビキタスモジュール」「エリアメール」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このページのトップへ