トランザクション・メディア・ネットワークスへの出資について
<2011年11月16日>
NTTドコモ(以下ドコモ)は、モバイル非接触ICサービスのインフラ整備を目的とし、株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(以下TMN)が予定している第三者割当増資に対し、発行済株式総数の20%にあたる3億2,250万円1 の出資を行うことを決定いたしました。
本出資は、2012年度冬を予定している、TypeA、B規格に対応したモバイル非接触ICサービスの提供開始に向け、国内におけるFeliCa®とTypeA、Bの全規格が利用可能な基盤整備を積極的に行い、全てのNFC規格に準拠するシンクライアント型リーダライタの設置を推進することを目的とします。
TMNが提供するシンクライアント型リーダライタは、リーダライタの機能を限定し、決済などに必要なアプリケーションやセキュリティ機能をTMNセンタに集約することで、リーダライタの設置加盟店が、従来のリーダライタより安価に設置できるなど、導入し易い環境構築に貢献いたします。
更に、新サービスへの追加対応を容易とし、全てのNFC規格に対応するインフラの拡大が期待されます。
ドコモは、これまでに培ったモバイル非接触IC技術の技術支援などをもとに、モバイル非接触ICサービスの更なる普及と拡大、ならびにお客様の利便性向上を目指し、取り組んでまいります。
TMNの株式取得の概要
目的
FeliCaとTypeA、Bの全てのNFC規格が利用可能な基盤整備の推進
取引内容
払込期日 : 2011年11月17日
取得株式数 : 6,450株
取得金額 : 3億2,250万円
取引後の株主構成
[参考]【現在の株主構成】
TMNの会社概要
会社名 | 株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス |
代表者 | 代表取締役社長 大高 敦 |
所在地 | 東京都千代田区内神田2-5-5 城南ビルディング3階 |
資本金 | 6億1,000万円 |
設立 | 2008年3月 |
事業内容 | 電子決済に関する決済インフラの提供 |
シンクライアント型リーダライタの特長
- アプリケーション処理やセキュリティ機能をTMNセンタに集約(シンクライアント化)することで、加盟店の端末導入コスト負担が削減される。
- アプリケーション処理機能などをTMNセンタに集約することで、機能拡張性が改善され、クーポンなどの付加価値サービスなどのアプリケーション追加が容易となる。
「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。
NFCとは、短距離無線通信規格であるTypeA、B、FeliCaの上位互換のある国際標準規格のことを示します。
「Suica」は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
「QUICPay」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。
「iD」は、NTTドコモの登録商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。