報道発表資料

「岡田と謙さん」篇

＜ストーリー＞

新TVCM「岡田と謙さん」篇は颯爽と歩く岡田 将生さんとそれに続く渡辺 謙さんのシーンで始まる。岡田さんはまだ初々しい若手のビジネスマン。そんな彼の後ろを歩く謙さんが「私のことを渡辺謙とおっしゃる方がいるんですが、とんでもない。私、ケータイなんです、彼の。」と話しだす。
普段の岡田さんのシーンがフラッシュバックで切り取られる。仕事中、休日のデート・・・。どんなときでもいつだって“ケータイ”の謙さんは岡田さんのそばにいる。「当然です。役目ですから。いえ・・・運命ですから。」 すると突然、謙さんが震えだす。「寒くて震えているわけじゃありません。バイブです。」仕事中に少し息抜きをしていた岡田さんに課長からの着信が。言い訳もそこそこに颯爽と次の仕事場へと向かう岡田さんと謙さん。謙さん、ひとこと「まっ、あわてないで。」

＜撮影こぼれ話＞

まずは、橋を歩く岡田さんの後ろについていく渡辺さんが、ケータイであることを明かすシーンから撮影がスタート。渡辺さんは、「どんどんカメラを回していくタイプですか？」と撮影前に監督に確認。監督のタイプを把握し、柔軟に対応していこうとする姿勢がうかがえます。

続いて、会議室で上司にプレゼンをする岡田さんと、その隣で真剣にうなずく渡辺さんのシーン。会議室のセットのあるビルへ移動しての撮影。少し殺風景に見えるので、急きょ部屋の隅に花瓶を置くことに。目立たないところにも華を添えるスタッフのこだわりを感じます。岡田さんは、上司の問いかけに自信なさそうに話す社員と自信満々で上司にたたみかける社員の2パターンを演じ分けます。その表情の使い分けは、お見事！ケータイ役の渡辺さんも、持ち主である岡田さんの気持ちを汲み取り、自信がないときにはすまなさそうに頷き、強気なときは食い入るように上司を見つめ、絶妙のコンビネーションです。

今度は、歩道橋の上でのデートシーン。岡田さんがラブラブな会話をしている時も、後ろにいるケータイ役の渡辺さん。岡田さんの嬉しい気持ちを表して、楽しそうにステップを踏みます。岡田さんが彼女との会話に詰まったときは、「カモン！」と手振りで応援するアドリブも。休憩中には、「こうやったのわかった？」とさっきの手振りをする渡辺さん。それを見た岡田さんは、まさか渡辺さんがそんなコミカルな動きをしているとは思わず、大笑い。そのまま2人の話は弾み、コミュニケーションはバッチリです。
離れた場所からカメラで撮っていたので、監督と渡辺さんとの連絡はトランシーバーを使います。トランシーバーからの監督の呼びかけに、「はい、こちら“ケータイ”」とあえて真面目な声で答えるお茶目な渡辺さん。これには、スタッフ一同大爆笑でした。

着信バイブレータを表現する渡辺さんと息抜きしている岡田さんの撮影です。下からだんだんとウェーブのように上がってくる震えや、手を組んで顔をブルブルさせる震えなど、振動の様子をいくつものバリエーションで見せる渡辺さん。「なんて細かいコントロール！」と監督からも感嘆の言葉が出ます。一方の岡田さんは、息抜きしているところにかかってきた課長からの電話に、慌ててケータイに出ます。そのリアルな表情に「こういう人、いるいる！」とスタッフも感心して見ています。

最後は、「道が混んでて」と課長に言い訳をする岡田さんに、渡辺さんが「道、混んでないだろ」とつぶやきのツッコミを入れながらも、2人で仕事に戻ろうとするシーンです。取り繕うように2人で走ったり、会話しながらゆっくりと歩いたり、様々なラストシーンを演じて、スタッフ全員を魅了。息がぴったりと合う演技で、あっという間に撮影は終了しました。