2.1 翻訳アプリケーション概要

「2020年を見据えた翻訳アプリケーションの開発:てがき翻訳」目次

各翻訳アプリケーションの入力手段は、「話す」「(キーボードで)打つ」「書く」「写す」の4つである。また、各翻訳アプリケーションはさまざまなドコモのアセット※1を活用している(図1)。

図1 翻訳アプリケーションとドコモのアセット

図1 翻訳アプリケーションとドコモのアセット

翻訳を行う際の代表的なドコモのアセットとして、音声認識、翻訳技術がある。それぞれの入力データの認識・翻訳においては、語彙数に優れるクラウド型(通信を介してサーバ内で機能を提供)と通信が不要で即応性に優れたローカル型(通信を介さずアプリケーション単独で機能を提供)がある。ドコモでは、各翻訳サービスの機能特性に応じてクラウド型、ローカル型の選択を行っている。翻訳サービスを実現するアーキテクチャは図2の通りである。

図2 翻訳サービスを実現するアーキテクチャ

図2 翻訳サービスを実現するアーキテクチャ

言語ごとの利用用途に適したエンジンを配備し、提供するサービスの特性に応じエンジンを使い分けている。

  1. アセット:技術資産のこと。

2.2 各翻訳サービスの概要

本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.24 No.3(Oct.2016)に掲載されています。

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