



「FEEL TECH®」を通して
ドコモが考える映画の未来。
iMax、4K、8K、さらには3D技術や4D体験—。
映画という存在は、音響や映像技術の進化を経て、
さらなる驚きや感動を我々に与えてくれる。
だが、大きな箱のなかで同じ映像を享受する
“一方通行的なエンターテインメント”という性質は、
100年以上変わらないままだ。
では、未来の映画は
これからどこへ向かうべきだろう?
私たちドコモは考える。
もし、触覚や振動、さらには味覚・嗅覚といった、
これまでの映画体験では感じられなかった、
新しい五感を共有できれば、
より作品の臨場感や楽しみ方が
増幅するのではないかと。
そしてその挑戦こそが、
映画を再定義することにつながるのではないかと。
今回の取組みはその挑戦の第一歩。
ドコモの「FEEL TECH」を通して、
どこまで映画の常識が変わるのか。
石川、興梠の話を交えて紹介する。
-
Hironori Ishikawa
石川 博規
NTTドコモ モバイルイノベーションテック部
博⼠(⼯学)/ 慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 特任教授
6Gに向けた実⽤化研究を担当し、主に「FEEL TECH」に従事。 -
Sawa Korogi
興梠 紗和
NTTドコモ モバイルイノベーションテック部
「FEEL TECH」の事業化業務や広報業務に従事。

映画『野生の島のロズ』との
取組みは、
ドコモがめざす世代や性別を超えた
コミュニケーション像と
つながる部分が大きかったから
— 石川
石川: 『野生の島のロズ』は、“ロボット”と“動物”というまったく異なる者同士が、少しずつ心を通わせ、解り合っていく物語です。私たちドコモもまた、そうしたまったく異なる背景や言語、さらには男性や女性、他者と自分という、世代や性別などを超越して簡単にコミュニケーションができる世界をめざしています。そうした意味では、今回のユニバーサル・ピクチャーズとの取組みは作品の世界観も含めてぴったりだと思いました。
興梠: 私たちドコモは、人と人とのつながりに対して、よりよいコミュニケーション方法というものをずっと模索しています。今回の取組みでも、そうしたさらなるコミュニケーションの向上に役立てたらという思いもありますね。
全世界で高評価の
『野生の島のロズ』。
『野生の島のロズ』は現在、全世界43の国や地域で初登場1位、世界興収合計3億ドルを超える成績をあげている人気映画。米国のリサーチ会社CinemaScoreでは最高評価である"A"、Rotten Tomatoesでは98%※と2020年代に公開されたアニメーション映画として最高のスコアを獲得するなど、本年度アカデミー賞の有力候補としての呼び声も上がっている。
日本は2025年2月7日劇場公開。
※2024年11月16日現在

DreamWorks The Wild Robot
©2025 DWA LLC.
『野生の島のロズ』Story

プログラムを超えて 生きる。
心が芽生えたロボット、ロズと動物たちとの出会いが、壮大な<運命の冒険>へと導くー
無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズは、キツネのチャッカリとフクロネズミのピンクシッポの協力のもと、雁のひな鳥キラリを育てるうち、心が芽生えはじめる。ロズの優しさに触れ、怪物として彼女を拒絶していた動物たちも、次第に島の“家族”として受け入れていく。
いつしか島はロズにとっての“家”となっていくのだったー。
渡り鳥として巣立っていくキラリを見送り、動物たちと共に厳しい冬を越えた頃、回収ロボットが彼女を探しにやってくる。
果たして、築いてきた動物たちとの絆から引き裂かれようとするロズの運命は!?
島の存亡をかけたロズと動物たちの戦いが、いま始まろうとしていたー。
2025年2月7日(金)全国ロードショー
配給:東宝東和、ギャガ
公式HP:https://gaga.ne.jp/roz-movie/
日本語吹替版キャスト:綾瀬はるか(ロズ)、柄本 佑(チャッカリ)、鈴木 福(キラリ)、いとうまい子(ピンクシッポ)、千葉 繁(クビナガ)、種﨑敦美(ヴォントラ)、山本高広(パドラー)、滝 知史(サンダーボルト)、田中美央(ソーン)、濱﨑 司(赤ちゃんキラリ)
本国声の出演:ルピタ・ニョンゴ(ロズ)、ペドロ・パスカル(チャッカリ)、キット・コナー(キラリ)、キャサリン・オハラ(ピンクシッポ)、ビル・ナイ(クビナガ)、ステファニー・シュウ(ヴォントラ)、マット・ベリー(パドラー)、ヴィング・レイムス(サンダーボルト)、マーク・ハミル(ソーン)ほか
「伝える」から「伝わる」、
そして“解り合う”まで。
ドコモは移動通信サービスの黎明期から現在に至るまで、声や文字、写真、動画など、各時代に合わせたコミュニケーションをつくり続けてきた。そしてこれからの「新しいコミュニケーションのカタチ」として、「伝える」から「伝わる」、そして“解り合う”世界をつくりたいと考えている。「FEEL TECH」は、それらを具現化するひとつの答えともいえそうだ。


触覚デバイスで、
さまざまな映画シーンを
個々に合わせて同時体験。
主人公の心の芽生えまでも
体感してほしい — 興梠
興梠: 今回使用するデバイスは、球体の触覚デバイスです。このデバイスを使うことで、実際の映画のシーンに合わせて、主人公であるロボットのロズ自身が手のひらで感じているであろう感覚や、雁のひな鳥であるキラリをはじめ、森の動物たちが走ったり飛んだりするシーンの雰囲気が観客に伝わります。また、今回は映画のポイントであるロズの心の芽生えを触覚デバイスで伝えることにも挑戦しています。映画の大切な要素であるロズの感情が新しい形で観客に伝わることで、ロズが見ている世界をまるで同じように体験することができるんです。
石川: 同じものを見たり聞いたりしていても、感じ方って人それぞれ全然異なると思うんです。でも、ドコモの「FEEL TECH」なら、出力を調整することで一人ひとりの感度に合わせて、真の意味で同じものを享受可能に。一人ひとりの感じ方に合った楽しみ方を、これからの新しい体験として創出できればと思っています。
体験イベント第1弾のCES2025でも
好評だった「FEEL TECH」
より多くのユーザーに「FEEL TECH」を体験してもらえるよう、数々のイベント出展を検討しているドコモ。第1弾として出展した「世界最大のテクノロジーの祭典」としても名高いCES2025でも好評だったという。今後も、国内外の各種イベントなどで出展予定だ。
体験イベント日程一覧はこちら


ユニバーサル・ピクチャーズからも、
高い期待を寄せられているので、
「FEEL TECH」を通して
さらなる感動を観る人にお届けしたい
— 石川
石川: 今回の取組みを考えたとき、せっかくご縁があるなら我々と同じように新しい挑戦に共感してくれて、同じような高い温度感を持つ企業とつながりたいと思いました。そこでユニバーサル・ピクチャーズにお声がけしたところ、この取組みを高く評価してくれて、快諾いただいたのはうれしかったですね。私たちとしても、素晴らしい作品に出会うことができ、そのなかで「FEEL TECH」を活用することができたので、ぜひ、さらなる感動を観客のみなさまにお届けできたらと考えています。
興梠: 『野生の島のロズ』は、映画としてだけでも十分に楽しい作品ですが、さらにそこへプラスαの要素が加わることで、もっと映画が新しく変わっていくかもしれないという期待をいろいろな人と一緒に体験できたらうれしいです。
触覚が付加されたことで作品をより身近に感じられ、映画の体験が拡張されたような気分です
まったく新しい体験に感動しました。触覚があることで映画のなかのキャラクターになったような感覚になり、作品をより身近で深く味わえた気がします。体験前は、触覚=振動くらいにしか思っていなかったのですが、想像以上に振動の幅といいますか、触覚ひとつとりましても、表現の幅に多彩なバリエーションがあることがわかったのも新鮮でした。また、劇中では触覚ではない感覚も振動によって表現されることで、登場人物の心の動きまでが感じられるというのも驚きでした。まさに映画の体験が拡張されたような、そんな気分です。

映画『野生の島のロズ』
宣伝プロデューサー
ギャガ株式会社 竹本氏
今の時代は、さまざまなコンテンツをみんなでシェアすることが当たり前になってきているかと思いますが、そこからさらに感覚までもが共通体験できるようになってきたということがとても素晴らしく感じました。今回ドコモさまとコラボレーションさせていただいている映画『野生の島のロズ』は、ドリームワークス・アニメーションとユニバーサル・ピクチャーズとしても非常に評価の高い映画で、現在でも全世界で多くの人に楽しんでいただいております。日本でも今回のドコモさまとの取組みをきっかけに皆さまにロズの持つあたたかい世界観と新しい映画体験をお届けしたいと考えています。




今後は「触覚」をはじめ、
五感を共有しながら
コミュニケーションすることが
当たり前の世界へ — 石川
石川: これまでは、言葉や映像でのコミュニケーションが主役となり、五感のなかでも特に視覚と聴覚が核として使われてきました。それに付加するテクノロジーとして、「FEEL TECH」が今、期待されていると思います。ただ今後は、「付加」ではなく「当たり前」の要素としてさまざまなコンテンツへと展開していきたい。「FEEL TECH」というものは、“頭で考えるもの”ではなく、“実際に感じるもの”。各分野が持っているよいところを掛け合わせて新しい文化をつくっていくことで、意思の疎通がより円滑にできてみんなが幸せを感じられる世の中にしたいと思っています。
興梠: 私としてはこれまで以上に、パートナー企業を増やしていきたいという思いがあります。人間拡張のプラットフォームに接続するセンサや、そこにあるデータを物理的運動に変換するデバイス技術を持つ企業などとともに取組んでいくことで、「FEEL TECH」の加速性は格段に上がります。また、さまざまなパートナー企業とつながることで、新しい価値創造もできるのではないではないかと信じています。今後は、今回の触覚共有に加えて、動作共有、味覚共有、さらには嗅覚共有など、より五感を切り口とした新しいコミュニケーションの開発を展開していけたらと考えていますので、これからの「FEEL TECH」のさらなる発展に、みなさんもご期待ください。
「FEEL TECH」について
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「FEEL TECH」体験イベント
日程
日程 | 開催地 |
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1月21日(火) | TOHOシネマズ西宮OS 体験ブース |
2月5日(水)~3月17日(月) | ドコモショップ 丸の内店 |
2月7日(金)~11日(火) | 東京ミッドタウン日比谷1階 アトリウム |
2月14日(金)~20日(木) | TOHOシネマズ仙台 体験ブース |
2月22日(土)~28日(金) | TOHOシネマズすすきの 体験ブース |
3月8日(土) | 出雲科学館 体験ブース |
3月15日(土) | 春のBSSまつり2025 |
3月15日(土)~20日(木) | 新潟国際アニメーション映画祭 |
3月21日(金)~22日(土) | 品川テクノロジーテラス2025 |
3月22日(土)~30日(日) | ドコモショップ アピタ新潟西店 |
※今後の開催につきましては随時更新いたします。
*「FEEL TECH」は、
株式会社NTTドコモの登録商標です。