スマートライフのパートナーをめざす
ドコモの牽引役
いま、ドコモは大きく変わろうとしています。めざしているのは、モバイル通信事業の枠を超えたスマートライフのパートナー。メディアコンテンツ、コマース、金融・決済など、モバイル通信との融合でシナジーが期待できる事業領域で、新しいサービスの開発に取り組んでいます。
新領域事業の成長は順調で、2014年度7,700億円、2015年度1兆円の収入をめざし、営業利益については2017年度に1,000億円以上をめざしています。
そのなかでも成長著しいのが、ドコモ直営のサービスポータルサイト「dマーケット」です。スマートライフのパートナーに進化するための牽引役として、2011年にスタートしました。「dマーケット」契約数は着実に伸びてきており、2014年度第2四半期で約800万契約にまで伸びてきています。
■新領域収入の進捗
ドコモ直営の総合ショッピングモール
ドコモが「dマーケット」を立ち上げた背景には、モバイル通信における環境変化への対応があります。スマートフォンの登場は通信スピードや操作性、画質の大幅な向上をもたらし、新しいビジネスの可能性が広がりました。決済も手軽に行えるようになりメディアコンテンツやeコマース事業が成立する環境が整ったのです。
「dマーケット」では当初、ビデオ、音楽といったデジタルコンテンツの販売・配信がメインでした。しかし、食品・飲料・雑貨など日用品を中心に取り扱うインターネットショッピングサイト「dショッピング」、数多くのブランドを取り揃えたファッション通販サイト「d fashion」、旅の総合サポートサービス「dトラベル」など、次第に取り扱う商材・サービスの幅を広げ、暮らしをサポートする総合ショッピングモールへと成長しています。