【社員が語る、わたしの挑戦】 #01 最新技術によるサービス開発で、世の中に新しい文化を生み出す

docomo EVERYDAY社員が語る、わたしの挑戦#01
最新技術によるサービス開発で、
世の中に新しい文化を生み出す

携帯だけではなく、さまざまな場面でみなさんと繋がっているドコモの仕事。そんな知られざるドコモグループの仕事を社員が自分自身の言葉でご紹介します。
今回は法人向けのサービス開発に携わる社員が語ります。

5G・IoTビジネス部
Ichikawa Seiko
市川聖子

  • 所属は取材時のものです

研究部門と営業部門の懸け橋に

携帯や通信の会社、それが一番身近なドコモのイメージだと思います。
そんなドコモには、想像以上にさまざまな最新技術を研究している研究開発部門があります。私が働く5G・IoTビジネス部では、このようなドコモの技術をビジネスにできるか検討して企業向けのサービスとして開発しています。いわゆる法人向けの新規事業開発部門で、研究部門と営業部門をつなげる架け橋のような仕事と言えるかもしれません。
そこで今、私が携わっているのは「顔認証」を用いた新規事業や、プログラミング教材「embot (エムボット)」の販売です。市場調査を行い仮説を立て、テストマーケティングをするなど、お客さまの課題を解決するソリューションづくりや新たな事業展開を行なっています。

今はまだどこにもないサービスで、生み出す新しい文化

「embot」は、ダンボールと電子機器を使い、ロボットを組み立てることで、電子工作やものづくりの基礎を楽しみながら学ぶことができる、子供向けのプログラミング教育用ロボットです。
教育委員会や学校に向けて「embot」の魅力を伝えて学校の授業で使ってもらえるよう販売したり、先生方に「embot」を知ってもらうため、さまざまなプロモーションを企画し実践するのが私の仕事です。たとえば、教育機関の先生方に向けてプログラミングの授業の仕方などのオンライン研修も開催しています。後日その授業を通して小学生がプログラミングに興味を持つきっかけになったことを聞くこともあり、そんなときは、自分の仕事が役に立っているのだとわかってとてもやりがいを感じます。
また最近は「顔認証」を活用した新しいサービスをつくれないかと考えています。まだ検討をはじめたばかりですが、生活の中のどんなシーンで顔認証を活用できるか、いろいろと仮説を立てては検証を繰り返しています。
私の仕事はいつもトライ&エラーの繰り返しですが、「既存のサービスを売る」というよりは、「サービス自体をつくる、どうしたら売れるかを考える」という面白さがあると感じています。顔認証などは扱うテーマも大きいので、ある意味サービス以上の「新しい文化を生み出す」こともできるのではないか、そんな大きな夢も抱いています。

入社1年目の失敗を努力の糧に

まだ入社1年目の時に、スマートホームのプロジェクトに参画し、ドコモが開発したIoT(※1)デバイスを管理できるクラウド基盤を使ったサービスのテストマーケティングのリーダーを任されました。立てた仮説が正しいか検証するためにさまざまなハウスメーカーさんとディスカッションをし、私を含めた3人で進めていたのですが、残念ながらうまくいきませんでした。
その原因は、自分自身が「どんなスマートホームをつくりたいのか」を突き詰められなかったからだと思います。自分の具体的なイメージをハウスメーカーさんと共有できなかったので、話を進めることができず、またチームに対しても私の思いをうまく伝えることができなかったと、反省しています。
でもこの出来事から学んだことは大きかったと感じています。その反省を活かして、今は自分がやりたいと思ったらすぐさまイメージをしたもののプロトタイプを開発し(※2)、お客さまに提案しながら企業の課題を解決するソリューションに磨き上げたいと日々努力しています。

  • ※1
    IoT(アイ・オー・ティー)…「Internet of Things」の略。モノがインターネット経由で通信することを指す。
  • ※2
    プロトタイプ開発…完成品ではなく、検証のために簡易的な試作機をつくること。

尊敬できる先輩に、自分のめざす先が見える

入社して気づくのは、「やってみたいと思ったことを全部試している」先輩たちが多いこと。私の先輩も「新たなビジネスモデルはつくれないか?」や「現場にはこんなコンテンツが必要なのではないか?」と常に考えて検証して、しっかり結果を残しているので尊敬しています。そんな先輩と一緒に働くと本当に勉強になることが多いですし、自然と仕事のモチベーションも上がっていきます。また、ドコモのおもしろさは、本当に幅広くさまざまなことを手掛けている会社だというところ。だから疑問や問題が起きたとき、社内のどこかに必ず詳しい人がいます。部署が違っても何の問題もなく教えてもらっています。

人工血管の研究者からドコモへ?!

大学院では「生体材料」という、人工血管など医療分野の研究をしていました。
その経験を活かして「医療分野の課題を解決するサービスをつくりたい」と思い、就職活動では医療器具メーカーを中心に見ていたのですが、ある日たまたまドコモの説明会に参加し、これまでドコモが研究開発し実現してきたことの幅広さにびっくりしました。
そこで「医療業界にこだわらなくても、医療分野の課題を解決するサービスはつくれるのだ」と気づき、ドコモに入社しました。これまで携帯電話や通信サービスなど、数々の「あたりまえ」をつくってきた会社で、私も新たな文化をつくりたいと思っています。

めざすのは、医療分野の課題を解決できるサービス

いつかはこの会社で「医療分野の課題を解決するサービス」をつくることが入社時からの私の夢です。私自身も就職活動で知ったように、あまり知られていないのですが、ドコモはヘルスケア分野での実績が豊富です。私はさらに「体質や生活などの情報から病気のリスクや確率を導き出す」など、もう少し医療に踏み込んだサービスを生み出したいと思っています。
今はまだ、プロジェクトの一部を担当するだけですが、その夢を実現するためにも自分自身が仕事を通してもっともっと成長し、お客さまのさまざまな課題を解決できるサービスを作っていきたいです。

オフの時間の過ごし方

コロナ禍以前は、部署の先輩や同期たちと一緒によくスノーボードやゴルフの打ちっぱなしに行っていました。在宅勤務が増え、在宅勤務用のデスクを作ったことがきっかけで、今はDIYにハマっています。最近では、家の電話台の下にぴったりの棚を作ってみました。

このページのトップへ