
docomo EVERYDAY持続可能性の先頭に立ってドコモが探る未来、ベストサステナビリティ表彰
ドコモでは、さらなるサステナビリティ経営の推進・社員浸透をめざして、2024年度より「ベストサステナビリティ表彰」を新設しました。この表彰では、事業活動におけるサステナビリティを推進している事例として模範となる社内案件を表彰します。多数のエントリーのなかから表彰された案件を紹介いたします。
ドコモ社内施策「ベストサステナビリティ表彰」
この新しい表彰施策に際し、初年度ながら全国から50件を超えるエントリーが集まり、そのなかから10件が選ばれました。いずれの案件も、事業活動におけるサステナビリティ推進・社会課題解決・新たな価値創造に向けた取組みとして、社内審査員から高い評価を得たものばかりです。
表彰区分には、最優秀賞・優秀賞に加え、ドコモの掲げるサステナビリティ方針4分野「環境・社会・人材・公正」に沿った部門賞を設けました。また、特に近年重視すべき観点において特別賞を設定しています。


表彰案件・受賞者の声
<最優秀賞>いつの間にか健康になれるAIの社会実装

- スマートフォンからユーザーの負担なく自動的に取得できるログを活用することで、健康状態を推定し、健康行動につなげるさまざまなAI(フレイル推定AI、免疫力推定AI、脳の健康チェックAIなど)を開発
- AIを集約・搭載したHealthTech基盤を開発し、商用提供を開始。本基盤とAPI連携することで、当社だけでなくパートナー企業が簡易にAIの導入が可能
▽受賞者コメント:クロステック開発部 檜山担当部長
「25の自治体に加え、dヘルスケアの有料会員のみなさま向けにも本サービスを提供していく予定です。医療費・介護費の高騰などの社会課題に対してアプローチできるこのアセット(資産)を、今後ますます広げていきたいと思います。」
<優秀賞>スポーツを持続可能に!企業×スポーツの新形態

- サステナビリティ宣言(2023年12月)を実施し、2030年までにカーボンニュートラルの達成を宣言
- クラブハウスならびに試合における温室効果ガス排出量の可視化、可視化による今後の削減方針の決定
- パートナー企業などとの協創の取組み
└廃漁網をアップサイクルしたオフィシャルチームスーツの制作/着用
└人工芝によるマイクロプラスチック問題の解決に向け、啓発セミナーの開催
▽受賞者コメント:NTT Sports X チームマネジメント部 内山担当部長
「受賞は、本施策の価値を高める素晴らしい機会。多様な活動から我々に対する世間の目は変わり、サステナビリティ領域におけるゲームチェンジャーになれたと実感しています。施策をより身近に感じてもらえるよう新しい挑戦を続けていく所存です。」
<社会部門賞>ドコモ未来フィールド拡大への取組み
- 子どもの夢や未来の応援を目的とした、「ドコモ未来フィールド」を立ち上げ
- 体験プログラムでは、子どもの体験のみでなく、保護者向けのプログラムも用意することで、家族で将来を語るきっかけとなる施策として提供。また、他部門、地域支社などと連携することで、復興支援や地域貢献施策としても拡大
▽受賞者コメント:ブランドコミュニケーション部 島﨑主査
「ドコモの好意度や利用意向も上がっているデータもあり、間接的な事業貢献につながっていると実感します。今後も、より多くの子どもたちのため、日本の未来のため、挑戦できる環境を微力ながらつくっていきたいです。」
<社会部門賞>県警と連携した防犯・健康で安心安全な街作り
- 香川県警察と「犯罪のない安全で安心なまちづくりに関する協定」を締結し、ドコモショップを起点に以下3点実施
- 犯罪などへの未然防止対策
- 地域の安全活動への支援対策
- 地域に密着したクーリング対策
- ドコモショップを地域に根差した安心・安全の対策拠点とすることで、増加する社会課題への対策を行政と連携しながら実行
▽受賞者コメント:ドコモCS四国 香川営業部 小野課長
「このような形で表彰され、大変光栄です。地域に密着したドコモショップの訴求に加え、より安心・安全、健康なまちづくりの寄与を目的にはじまった本施策。今後も関係機関などと連携し、取組みを続けていきたいと思います」
<環境部門賞>デマンドレスポンスの研究開発
- 電力会社からの需要調整要請に従い、蓄電池の最適充放電計画を策定するエネルギーマネジメントシステム基盤(EMS基盤)から蓄電池を充放電制御することによってデマンドレスポンスを実現
- 電力逼迫時の需要低減や再生可能エネルギー出力制御時の需要造成に貢献
▽受賞者コメント:クロステック開発部 中村課長
「学会で研究を発表したのが約10年前。こんにち実際に需給ひっ迫のときに節電に応えられる仕組みができ、研究者冥利(みょうり)に尽きます。ESGやSDGsの観点からも、企業価値向上に貢献できる取組みにつなげていきたいです」
<環境部門賞>ドコモ初!不要什器の海外寄付で企業価値を向上
- オフィスの移転や縮小に伴い発生する不要什器を、国内リユース(転用・再販)を実施後、リユースできない什器を開発途上国(カンボジア)に寄付しリユースを実施
- 寄付先となるカンボジアからの感謝状授与により企業プレゼンス向上
▽受賞者コメント:ドコモCS九州 総務部 松本主査
「カンボジア政府から先日『どしどし寄付をしてほしい』とのコメントとともに、大使館を通して感謝状を受け取りました。この取組みを通じて余った什器が海外でまた命を吹き込まれ、活躍できるのだと知っていただけるとうれしいです。」
<人材部門賞>ふらっと1on1
- 会社・組織・役職・世代の垣根を超えた社員が、キャリアや日頃の仕事、ライフプランなどのさまざまなテーマで、1対1の対話ができる施策。
- 相談を受ける社員・相談をする社員双方を社員から手上げで募集
- 2023年からドコモ社内でトライアルを開始し、2023年下期には「ハロー!みんなのキャリアフェス」のイベントとしても実施し、現在はグループ会社と共同で企画・運営を実施
▽受賞者コメント:総務人事部 キャリアデザイン室 小森社員
「年に2度実施する本施策には、数百人を超える方々が誰かの力になりたいと、毎回手を挙げてくださっています。さらに多くの社員の方々に同施策を知っていただき、社員の方々のキャリアの支援を後押ししていきたいと思います。」
<公正部門賞>カスタマーハラスメントに対する基本方針策
- 近年、社会問題となっているカスタマーハラスメントから従業員を守るため、カスタマーハラスメントに対する基本方針を策定し、社外へ公表
▽受賞者コメント:総務人事部 人権啓発室 吉村課長
「現場から出た『カスハラに関する基本方針を会社として打ち出すべき』との提言から、本施策ははじまりました。後手に回った反省を取り戻すべく、その2日後に策定して即リリース。本来なら、お客さま対応部門の方々にお渡しすべき賞です。」
<特別賞>能登半島地震における復旧・お客さま支援活動、復興への取組み
- 2024年1月1日に発生した能登半島地震において、北陸を中心としてドコモグループ一丸となった復旧・支援活動、復興に向けた継続取組みを実施中
▽受賞者コメント:災害対策室 成田社員
「全国からの支援を含め、1万人以上の社員の方々にご尽力いただいた。各関係者に感謝を申し上げます。9月の大雨の影響も大きく、いまも現地の復興は続いている状況です。引き続きのご協力とご支援をよろしくお願いいたします。」
<特別賞>令和6年山形・秋田大雨災害における復旧対応
- 2024年7月25日からの記録的な大雨の影響により、山形県と秋田県では川の氾濫や建物の浸水など、甚大な被害が発生
- 被災県となった山形支店、秋田支店を中心に東北一丸となった復旧対応により発災から5日間で応急エリア復旧を達成
▽受賞者コメント:山形支店 五箇野主査
「避難所の管理者に『屋上をお借りできないか』と相談・交渉してアンテナを設置するなど、サービス復旧に取組んできました。災害は各地で発生しています。日々、訓練・準備などを欠かさず、すぐに人を出せる体制を整え、業務に邁進(まいしん)したいと思います。」
常に社会の利益を考え、誠実に真摯に「つなぐ」をやりきる

表彰に際して、サステナビリティ担当役員(CSuO※)を務める武田副社長から「サステナビリティの取組みで素晴らしい成果をあげられたみなさんに、このような機会を設けられて、本当にうれしく思う」とあいさつ。「あらゆるステークホルダー(利害関係者)のみなさまと力を合わせて、事業を通じて社会活動を解決し、新しい価値を提供していきたい。誰一人取り残されることなく、サステナブルな社会の創造に貢献できれば。」と述べました。
また、新たな価値創造の実現のためにドコモグループが新たに掲げた行動原則にも触れ「常に社会の利益を考え、人々や社会をつないでいく。そのために、受賞者のみなさんとともに、当事者意識を持って挑戦していきたい。」と呼びかけました。
- CSuO(Chief Sustainability Officer)
パートナーや仲間とともに学び尊重しあい、サステナブルな社会へ
この度の「ベストサステナビリティ表彰」新設により、事業を通じて社会課題を解決し、新しい価値創造と提供に取組む社員の姿を、これまで以上に見える化することができました。受賞者からは、自らの功績だけでなく、支えてくれた社員ら仲間たち、連携くださった社外パートナーのみなさまへの感謝の言葉が尽きません。表彰案件の内容や実績に加えて、こうしたマインドも、引き続き社員で理解を深め、サステナビリティを一層推進してまいります。

