
docomo EVERYDAYドコモ秋吉さくらの森で、森の特徴・役割を学ぶ
ドコモグループでは、ICTや社員の力で、全国で生物多様性保全の取組みを進めており、その地域ならではの活動を行っています。
山口県にあるドコモ秋吉さくらの森では、ドコモCS山口支店の社員が生物多様性保全活動に携わっています。カルスト台地が広がる秋吉台で、森の役割について考えながら、樹木が大きく育つお手伝いをしています。
ドコモ秋吉さくらの森を守る活動
ドコモCS山口支店は、ドコモ秋吉さくらの森を守り、生物多様性を保全する活動を行っています。なかでも、草刈り作業には多くの社員が参加し、日頃から保全活動の連携をしているNPO法人やまぐち里山ネットワークの方々とともに取組んでいます。
ヘルメットを被って草刈り用鎌を持ち、活動する地点をめざして山登り。一緒に働く仲間と、普段の職場とは違う場所でチームワークを発揮します。



大きな木が育つためには?―森の特徴を学ぶ
ドコモ秋吉さくらの森にはたくさんの樹木がありますが、よく見ると大きく育っている木とそうでない木があります。
その差は何だと思いますか?
実は、鹿が木の新芽を食べてしまうことが原因だそうです。木の周囲に網を張って予防していますが、2メートルくらいの高さであれば、鹿は簡単に飛び越えてしまいます。樹木と動物との共生は、継続的に考えなければならない課題です。

また、ドコモ秋吉さくらの森がある秋吉台は、日本最大級のカルスト地形が広がっているエリアです。カルスト地形の特徴として、あちこちにぽっかりとくぼみができていますが、そこが草に覆われて見えづらくなっているため、注意して歩かなくてはなりません。ひとくちに森と言っても、それぞれに特徴があり、活動時に留意する観点も異なります。ドコモグループは、全国各地に「ドコモの森」があり、そうした森の個性を社員自らが体感できる貴重な場となっています。


森と人との関わり
活動終了後、NPO法人やまぐち里山ネットワーク所長から、森の役割について講義をしていただきました。
まず、自然にできた森にくらべて、特に人が作った森は、人が手を入れなければ土や木の根元に光が当たりづらく、豊かな森にはならないことを知り、保全活動の重要さを再確認しました。
また育った木についても、大きくなると酸素の排出量が減ってしまうため、適切なタイミングで伐採して木材として利用し、新しい木を植えることが、長期的な保全の面から必要になります。そのほかにも、根や葉、落ち葉などが土砂災害防止に役立っていること、良好な土壌に雨水が染み込むことで水質浄化する機能があることなど、森にはさまざまな役割があることを学ぶ機会になりました。
実際に森に入って草刈り作業を行った直後の講義ということもあり、私たちの生活に森はなくてはならないものなのだなと、豊かな森の大切さを実感することができています。
こうした学びを活かして、ドコモ秋吉さくらの森を守る活動を今後も続けてまいります。
