もりまもりで森を守る?君津の森で植林体験

docomo EVERYDAYもりまもりで森を守る?君津の森で植林体験

ドコモでは、生物多様性保全について楽しみながら学ぶことができる生物多様性保全Web3ゲーム「もりまもり」を2024年4月から9月まで提供してきました。ゲームを楽しんでいただいたお客さまをドコモ君津の森にご招待し、リアルの森で植樹活動を実施。今回はその活動模様をご紹介します。

もりまもりって?

もりまもりは、バーチャル空間に再現したドコモの森を舞台に、希少生物がすみやすい森を作り維持する生物多様性保全Web3ゲームです。
バーチャル空間での保全行動を通じて、生物多様性保全について楽しく学んでいただくきっかけをつくりたいと考え、もりまもりを開発。
今回は、生物多様性保全のリアルでの体験機会として、ドコモ君津の森での植林イベントを企画しました。

もりまもり

ドコモ君津の森の台風被害

2024年11月秋晴れのなか、もりまもりユーザーにご参加いただき、ドコモ君津の森で植樹イベントを行いました。みなさん植樹をするのははじめてとのこと。まずは、植樹をするドコモ君津の森について知ろう!ということで、学習タイムです。
現地で実際に森を見渡してみると、ところどころ倒れた樹があります。実は2019年9月に上陸した台風の影響で、この一帯でも10ヘクタール以上の場所で被害を受け、大量の樹木が倒壊してしまいました。倒れた木は取り除き、森を新たに再生・育てていくことが必要だと千葉県森林組合の方が教えてくださいました。

ドコモ君津の森植樹エリア
環境学習

林業の課題に対してドコモができること

ドコモでも、台風被害や林業の担い手不足といった課題を背景に、森林再生・林業の課題解決に向けて、「スマート林業」でお手伝いをしています。植林をしたあと、樹は長ければ80年かけて育っていきます。そのなかで、植樹した樹が育っていくためには、成長を妨げる下草を刈る必要があるのですが、下草刈りの作業は林業のサイクルのなかでも最も過酷といわれ、夏場の暑いなか人の手で実施すると、命の危険につながります。
そのためドコモでは、苗木に位置情報をもたせ草刈り作業を遠隔・自動化できるよう実証実験を行ったり、そのほかにもドローンやAI解析技術を用いた森の資源量・CO2吸収量のモニタリングに挑戦するなど、林業の課題をICTで解決するさまざまな取組みを行っています。

記事内写真 スマート林業

森×生物多様性について考えよう

今回の植林イベントでは、もりまもりユーザーとドコモ君津の森の生物多様性についても考えてみました。
ホールアース自然学校の山崎さんを講師に迎え、ドコモ君津の森での生物多様性についての勉強です。
山崎さんからは、ドコモ君津の森は上空から俯瞰してみると、広葉樹を中心とした二次林や人工林、竹林などいろんな環境がモザイク状に広がっている、いわゆる里山になっていて、植林を通じて森を再生させることで、土砂災害などを防ぎ、地域の暮らしを支える生態系サービス向上につながること。
また人々が森と関わりを持ちながら樹を育てていくことは、きちんと手入れされた森をつくり、それがほかの生きものがすみやすい環境にもつながること。林業と生物多様性が密接にかかわっていることを教えていただきました。
勉強会のあいまには、なんとカナヘビが飛び入り参加!講師の手のひらで少しのあいだ休憩をして森に帰っていきました。

カナヘビ

いまが未来のスタート地点

もりまもりの結果として1050本の植樹をしますが、今回はそのうち400本をお客さまと一緒に植樹!植樹をするために、まずは専用のスコップで穴を堀ってそこにヒノキの苗木を埋め、根っこがきちんと張るように土をかけて踏み固めます。予想よりも地面が固く、スコップで穴を掘るのに大の大人も一苦労。総勢20人ほどで約1時間かけて400本の植樹を行いました。
「ゲームのなかではタップするだけでよかったのに、実際に保全活動をするってやっぱり大変だね」なんて笑いながら、楽しく植樹活動を実施。樹が育つ80年後を想像しながら活動しました。
今回のイベントを通じて、得意なこと、興味のあることからすこしずつ、生物多様性保全について、まずははじめてみるきっかけになっていたらうれしいです。

私たちドコモグループも、もりまもりやスマート林業など、さまざまな方法でドコモだからできる生物多様性保全に取組んでいきます。

植樹の様子
集合写真
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