バンブー会議室でのアドベンチャーワールドの取組み勉強会の様子

docomo EVERYDAYサステナ先進企業アドベンチャーワールドから学ぶ環境経営

環境や社会貢献のサステナビリティにおいて先進的に活動されているアドベンチャーワールドを訪問し、具体的な取組みを学び、今後のドコモグループとの連携についてディスカッションを行いました。

現地からドコモグループ社員へ生配信!アドベンチャーワールドの取組み勉強会

今回訪問したアドベンチャーワールドは、和歌山県白浜町に1978年「ワールドサファリ」としてオープンし、1994年からジャイアントパンダ2頭を迎えて日中共同自然繁殖研究をはじめた関西でパンダといえば思い浮かぶパークです。
白浜町までの交通機関はJR特急くろしおのほかに、パークの近くにある熊野白浜リゾート空港(南紀白浜空港)と羽田空港の間に1日3往復の便があります。
アドベンチャーワールド(aws-s.com)

かわいい生きものたちが主役のパークですが、サステナビリティのさまざまな取組みを実践している企業でもあり、今回カボニューアンバサダーが訪問してお話をうかがいました。
アドベンチャーワールドのご協力をいただき、オンラインでドコモグループ社員へ生配信も行いました。
カボニューアンバサダーとは

屋外で寝そべるパンダ

【サステナビリティ方針】
サスティナビリティ方針|株式会社アワーズ(ms-aws.com)

3つのSmile!園内にあふれるSmile

アドベンチャーワールドのサステナビリティを学ぶ際、実際に取組まれている「3つのSmile」を教えていただきました。

①「社員のSmile」
ゲストや社会の幸せな“とき”=Smileを作るには、「まず社員のSmileを作る」ということ、社員一人ひとりがプライベートも仕事も輝く環境創りに取組まれていました。
そのなかで、私たちが実際に見学させていただいたのが、社員が運営する社員食堂「KOKORO」です。社員の健康や幸せを想ってメニューが考えられており、お値段もお財布に優しい価格設定。食堂内には「ブランコ」などもあり、心からリラックスできる環境が用意されていました。

社員食堂
飼育員とイルカ

②「ゲストのSmile」
アドベンチャーワールドはゲストが来場しているその瞬間を楽しむだけではなく、パークを出られた後の人生に何かプラスになるような影響や付加価値を提供できるパークであることを目標とされています。社員の方にお話をうかがったところ、「子どもの頃、アドベンチャーワールドに連れてきてもらい、動物がいきいきと生活をする姿に感銘を覚えた。将来はアドベンチャーワールドで働くことを人生の目標にして、夢がかなって今、アドベンチャーワールドで働いています。」と仰っていました。
SDGsの「人材育成」の部分でも、次世代リーダの育成に取組まれており、「ゲストの人生にかかわるつもりで接すれば、一つ一つのサービスに感動が生まれる」との言葉どおり、アドベンチャーワールドに訪れた人はつい「Smile!」をしたくなる。そんな素敵な場所でした。

小窓をのぞきこむパンダ
ジャンプするイルカ

③「社会のSmile」
アドベンチャーワールドでは「次世代を生きる子どもたちに、より良い社会を受け継ぐこと」を使命に考えられています。
あらゆる生命のSmile(=しあわせ)の在り方を追求するということで、ジャイアントパンダ日中共同繁殖研究・ペンギン繁殖プロジェクト、野生動物種保存のための動物の精子・卵子保存などに取組まれていました。
また、サファリレストラン Jambo(ジャンボ)では、分身(遠隔操作)ロボット「OriHime」を利用した人材活用をされており、遠く離れたメンバーにも簡単に働いていただける環境づくりをされています。
勉強会や視察で学んだ「Smile」。簡単なことだけど、日常のなかではなかなか実践できていませんでした。視察の翌日から私は職場で「笑顔」と「あいさつ」を実践しています。社員の「Smile」が連鎖し、お客さまへも「Smile」をお届けする。そして、その「Smile」が、「お客さまに寄り添ったサービスへとつながる」という大切なことを気づかせていただきました。

Jambo店長とロボットのオリヒメ
Jambo店内

カキガラで海水をクリーンに!園内循環型海水ろ過装置

アドベンチャーワールドは白浜の海岸から離れた高台の立地にありますが、パーク全体で3万トンの海水が必要です。園内でどのように水質を保っているかを見せていただきました。

海水ろか施設1
海水ろか施設2

こちらのろ過装置で牡蠣殻層に海水を通し、微生物の働きでろ過をすることで水質を保っています。
開園当初に当時の標準的な技術のろ過装置を設置し47年使い続けているそうですが、フィルターなどを使うよりはるかに水質がよくなるそうです。
自然の力を利用した方がろ過能力が高いということに驚きました。また、古くてもよいものはていねいにメンテナンスをして使い続けることで、廃棄物削減にもつながります。

バンブー会議室で議論!明日からできることを考える

アドベンチャーワールドには、パンダが食べる竹5,000本を使った巨大なバンブーアートがあり、なかを自由に歩き回ることができ、自然との「つながり」を体感することができます。
この素敵な空間で、今後の連携について意見交換をしました。

動物園と通信事業者と業態は異なるものの、勉強会や視察を通じて、子どもやサステナビリティへの活動といった共通の部分があることを見出し、ドコモの「ドコモ未来プロジェクト」と連携の可能性に議論が盛り上がりました。「ドコモ未来プロジェクト」は子どもの夢や未来を応援するもので、ワクワクする経験の場や自由な発想を表現する場を提供する取組みです。
このプロジェクトとアドベンチャーワールドの「ゲストのSmile」とがコラボできれば、多くの子どもたちの笑顔や成長のきっかけを生み出せるのではないかと、議論する我々も笑顔になりました。

一方で、企業理念や環境経営を社内に浸透させるためには、「一つひとつできることから、繰り返し繰り返しやっていく、地道な取組みが必要」とのアドバイスもいただきました。
ドコモでも、職場の一人ひとりが企業理念や環境経営について当事者意識をもてるよう、身近な取組みを継続していきます。

バンブー会議室での集合写真
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