
docomo EVERYDAYGX人材育成から、ネットゼロや環境課題解決に挑む
「地球温暖化」の時代から、「地球沸騰化」の時代に突入した、と言われています。そんななか、国も企業も、CO2削減の取組みを加速させています。
ドコモグループは日本初のGX人材育成施策「環境分野スキル育成プログラム」を導入しました。ICTを通じた脱炭素社会の実現に向けて、GXの実現を担える人材を育成してまいります。
CO2削減は「待ったなし」の状態
リンゴの名産地と言えば?……青森県が真っ先に思いつきますよね。
では、みかんの名産地と言えば?……愛媛県がパッと思いつきます。
「何をあたり前のことを今さら?」とお感じのことでしょう。
しかし、今のペースで地球温暖化が進んだ場合、あと40年後には、青森県はリンゴの栽培に適さない気候になってしまうことが危惧されています。
同様に、愛媛県もみかんの栽培に適さない気候になる恐れがあります。
実際、一部では、青森県でリンゴを桃に切り替える動きが、また愛媛県でみかんをアボカドに切り替える動きが出始めているそうです。

国内初「GX スキル標準」人材育成プログラム
そんななか、国も企業も、CO2削減の取組みを加速させています。
経済産業省がリードして活動している、GXを牽引する枠組み「GXリーグ」が、2024年5月14日に「GXスキル標準(GXSS)」を提唱しました。
GXスキル標準は、すべてのビジネスパーソンが最低限持つべきGXリテラシーから、GXを推進するプロフェッショナルが必要とする推進スキルまでを定めています。
そこでいち早く、ドコモグループは、GXスキル標準に準拠した人材育成施策である「環境分野スキル育成プログラム」を制作し、2024年5月より、国内ではじめて導入しました。
参考)GXスキル標準(GXSS)|GXリーグ公式Webサイト
参考)NTT ドコモグループ、国内初、GX リーグ内で提唱された「GX スキル標準」に準拠した人材育成プログラムを導入(PDF形式:809KB)
環境省認定「脱炭素アドバイザー」誕生
すでに、「環境分野スキル育成プログラム」の成果は出始めています。
ドコモグループにて2024年5月に始まった施策ですが、わずか3か月後の8月19日の時点で、「GX検定ベーシック」の受験に合格し、環境省認定の「脱炭素アドバイザーベーシック」に認定された者が、84名排出されています。
上位合格者4名の合格体験記・意気込みをご覧ください。
NTTコミュニケーションズ
プラットフォームサービス本部 マネージド&セキュリティサービス部
宮本正樹
本プログラム参加当初、環境分野に関する体系的な知識はほぼない状態でしたが、GX入門の動画を一通り閲覧し、隙間時間を利用しGX入門テキストを2回ほど見直しました。試験前日模擬試験を受験し、最後おさらいを含めもう一度テキストを見直し、試験当日を迎えました。本試験勉強を通し、体系的な基礎知識を習得できたので、さらなる上位資格にもチャレンジしたいと考えています。また、応用スキル研修(法人営業編)においても、実践スキルもきちんと学び、実務に活用してきたいと思います。
NTTコミュニケーションズ
プラットフォームサービス本部 コミュニケーション&アプリケーションサービス部
平川裕也
GXについて、オンラインの講義を通して、体系的に学ぶことができました。
特に制度面では不慣れたところも多くて大変でしたが、一方で、温室効果ガスの排出制限/回収の技術や通信業界の取組みなど身近なテーマも多く、楽しく学ぶことができました。
受験結果としては無事に合格できましたが実は模試で合格点ボーダーだったため、焦って受験直前まで復習していたのが功を奏しました。
今後も学んだことを業務に活かしていきたいです。
NTTコミュニケーションズ
ビジネスソリューション本部 ソリューションサービス部
西山祐太
ニュースやセミナーで情報収集していた環境分野に関連する断片的な情報が、GX入門講座で体系的に整理できました。特に、グリーン成長戦略、GX推進戦略、エネルギー基本計画などの日本政府動向を幅広く整理できたのがよかったです。今後、カーボンニュートラルという地球規模の課題解決に向け、ビジネスチャンスが必ず生まれてくると考えています。NTTノアードエナジー、NTTデータとの連携など、グループのさまざまなアセットを活かし、GX領域での新ビジネス創出に取組んでいきたいと思います。
NTTドコモ
九州支店 営業部 代理店企画担当
大城昌史
もともとプライベートな活動のなかで興味関心の高かったGXについて、体系的に学べる環境省認定の資格があるということを知り、受験しました。専門的な内容も多くあり未知の領域でしたが、企業・日本政府・世界各国の動向・最新環境技術など幅広く学ぶことができ、見識が広がりました。新聞でよく見る「?」なワードの意味がわかるようになったのは個人的にはうれしい誤算でした(笑)。
次は「エコアクション21審査員」という環境系コンサルの資格に挑戦し、気候変動への漠然とした不安を実ビジネスとしての確かな行動につなげられるように頑張ります!
ドコモグループのネットゼロ、社会全体の脱炭素へ
今後も引き続き育成プログラムを実施し、ICTを通じた脱炭素社会の実現に向けて、お客さまに適したソリューションを提案できるGX人材を、さらに新規ビジネス創出によるGXの実現を担える人材を育成してまいります。

ドコモグループは、2040年までにサプライチェーンも含めた温室効果ガス排出量を実質ゼロとする「2040年ネットゼロ」に取組んでいます。
「2040年ネットゼロ」のさらなる推進と事業の両立をめざします。
今後もドコモグループは、お客さまやパートナー企業とともに社会全体の脱炭素に取組んでまいります。