docomo EVERYDAY組織・役職・世代を超えた社員が対話しつながる、ドコモの「ふらっと1on1」
ドコモは「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2024」(パーソルキャリア株式会社主催)において、優秀賞(大企業の部)を受賞しました。
今回の記事では、社員のキャリア形成を支援する仕組みとして表彰をいただいた、「ふらっと1on1」についてご紹介させていただきます。
「ふらっと1on1」とは?
ドコモでは、組織・役職・世代を超えた社員が、キャリアや日頃の仕事、ライフプランなどのさまざまなテーマで社員が対話する「ふらっと1on1」を実施しています。
ドコモでは、2023年より本施策を社内で実施しており、この施策を通して、254組の新たな社員のつながりが生まれました。
企画の背景
ドコモでは、社員がそれぞれの強みや個性を活かし自分らしくキャリアを築いていくための、「キャリア自律」を推進しています。
ありたい姿を描き行動するためには、キャリアについて誰かと対話することや人的ネットワークを持つことが重要ですが、コロナ禍をきっかけにリモートワークがすすんだことで、社員同士の偶発的なつながりや対話の機会が生まれづらくなったという課題がありました。
そんな課題をもとに、総務人事部とダブルワーク(社内副業)社員が共同で企画した施策が、「ふらっと1on1」です。「ふらっと」には、社員同士が「フラット=対等な関係」につながり、そして「ふらっと=気軽」に話せるという意味が込められています。
「ふらっと1on1」の流れ
ふらっと1on1では、相談を受ける社員を「ふらっとパートナー」、相談をする社員を「ふらっとユーザー」と呼びます。パートナーとユーザー、双方を社員から募集しています。
パートナーには、経歴、現在の仕事内容、自身の特徴を表すハッシュタグ、育児や介護経験、社外活動経験などを書いたプロフィールを記載してもらい、ユーザーは、パートナーのプロフィールから自身の「相談したいテーマ」や「共通点」をもとにパートナーを探すことができます。また、1on1実施後はユーザーが投入したフィードバックアンケートをパートナーに共有する仕組みとすることで、パートナーが直接フィードバックを受けられる仕組みとなっています。
参加した社員の声
過去の参加者アンケートでは平均満足度97%(パートナー・ユーザー双方含む)という非常に高い満足度となりました。
ここでは実際にふらっと1on1に参加した社員の声を一部ご紹介させていただきます。
■パートナー(相談を受けた)社員の声
- 1on1を実施するために、自身の今までのキャリアの棚卸や、1on1の実施方法を勉強したりなど、新たな発見があった
- 自分の振り返りができたことに加え、心の報酬(貢献の実感、成長の実感)が得られた
■ユーザー(相談をした)社員の声
- 職場の上司、同僚とは、なかなか本音で話せないようなこと(セカンドキャリア、介護への関わり方)を、安心して話す機会をもてたため
- パートナーとは一度話してそれっきりではなく、話に出てきたことを実践したら、また結果や過程を継続的に気軽に連絡したいと思えるような関係性も作れた
また、数か月後に実施したインタビューでは、ふらっと1on1への応募がきっかけとなり、社内施策への応募(ダブルワーク、データ活用プログラム、企業内大学への参加など)や自己啓発をはじめたなどといった新たなアクションを起こしたという声も多数ありました。
「ふらっと1on1」の今後について
ふらっと1on1を通し、多様な社員同士が対話しつながることで、キャリアやライフプランの悩みを「ひとりで悩む」ではなく、「誰かと悩み、踏み出す」へと変えていきたいと考えています。今後もより多くの社員に利用してもらい、「ふらっと1on1」を通して、誰もが自身のありたい姿に向かって一歩を踏み出せる会社文化をつくっていきます。