プラスチックゴミを宝に ビーチクリーン・アップサイクル体験

docomo EVERYDAYプラスチックゴミを宝に ビーチクリーン・アップサイクル体験

レッドハリケーンズ大阪による清掃活動「レッハリバスターズ」。2024年6月8日にはスタジアムを抜け出し、京都府北部エリアの京丹後市にある八丁浜海水浴場へ!
京丹後市は「SDGs未来都市」にも選定されており、官民協働で環境問題にも取り組んでいるまちです。今回、NTTドコモグループ社員、市民も一緒にビーチクリーンとラグビー体験を実施。終了後はプラスチックのアップサイクル工房を見学しました。

レッドハリケーンズバスで京丹後へ移動

参加者は、関西エリアで働くNTTドコモグループのカボニューアンバサダー社員10名とレッドハリケーンズ大阪の選手5名など総勢18名。関西支社がある大阪・梅田からレッドハリケーンズバスで移動しました。

  • カボニューアンバサダーとは:さまざまな業務に従事するドコモグループの社員が、それぞれのやり方で「環境課題解決につながること」をみつけ・実行し・シェアし・社内外に浸透させていく・・・そのような存在をめざして発足しました。
NTTドコモグループのカボニューアンバサダー社員とレッドハリケーンズ大阪の選手たち

今回お世話になったのは、京丹後市でビーチクリーンの活動を行っている「丹後エクスペリエンス」。年に100回程度、さまざまな人たちと一緒に清掃活動をしています。多くの海水客で賑わう夏本番に備えて美しい砂浜を守りたいと、地域の住民たちも合わせて総勢約40人の人たちが集合。
丹後エクスペリエンス代表の八隅孝治さんの挨拶に続いて、レッドハリケーンズ大阪の安田司選手の掛け声のもと、清掃がスタート。

レッドハリケーンズ大阪の安田司選手の掛け声の様子

力を合わせてビーチクリーン

この日の京丹後市は30℃近くまで気温が上がる晴天。子どもも大人も、額に汗を流しながら、軍手にトング、ゴミ袋を手にみんなで協力してゴミを拾います。

ビーチクリーンの様子①

集められたのは海岸に捨てられたタバコやペットボトルなどのゴミだけではなく、海岸に流れ着いたプラスチックゴミなど。それらは町で捨てられ、風で運ばれ、川から海にたどり着いたものや、海流に乗ってほかの地域や国からたどり着いたものもたくさんあります。
集まったゴミは45Lのゴミ袋で約20袋。集めたゴミや道具はバケツリレーでトラックまで運び込みました。

ビーチクリーンの様子②

ゴミ拾いが終わった後は、ビーチでラグビー体験を実施。チームになってボールを回していくゲームをしたり、セットプレーの一つであるラインアウトを体験したりして、ラグビーの楽しみを伝えました。

ビーチでラグビー体験

プラスチックゴミを宝物に

次に丹後エクスペリエンスの工房へ移動。ここではプラスチックのアップサイクル事業を行っています。
Precious Plasticと呼ばれるこの事業は、ゴミとなったプラスチックをリサイクルして様々な商品へアップサイクルする仕組みのことでオランダ生まれのプロジェクトです。その商品だけではく体験自体もPrecious(貴重)であることからこのように呼ばれています。

その仕組みはオープンソースとして公開されており、それをもとにマシンも八隅さん自身が手作りしたもの。数種類のマシンを使ってプラスチックを細かく裁断して、溶かし、型に流し込みます。こうしてコースターなどの雑貨やアクセサリーを作っています。
この日は、参加者のみんなと一緒に、プラスチックゴミを色別に選別する作業や、裁断する作業、溶かして型に流し込む作業を行いました。

丹後エクスペリエンスの工房での作業の様子
アップサイクルされたプラスチックの商品

Precious Plasticは世界中のコミュニティと協働しながら進めています。
このコミュニティが伝えたいのはプラスチック自体が悪いのではないということ。愛着をもって大切に使い、壊れたらまたリサイクルする、そうすることでプラスチックゴミを減らしていこうというプロジェクトです。

明日からできるアクションを考える

最後に参加者全員でワークショップを開催。
まず八隅さんから、日々の清掃活動から感じるゴミ問題の現状のお話。ゴミの量が年々増加し、処理能力が追いつかない状況とのことです。特に冬場は海岸がごみで覆われるような状況とのこと。そして海洋ゴミは塩分があるということで焼却ができず、埋められているという現実。

八隅さんが考える解決方法としては2つ。一つはビーチクリーンをみんなが憧れるような職業にすること。もう一点は新たな海ごみの処分方法を考えること。Precious Plasticだけではすべての解決にはつながりません。

ワークショップの様子①

そこで最後に参加者のみなさんと一緒に、今日・明日からできるアクションについて考えました。
すぐにできるハードルが低いものから、ハードルが高いものまでたくさんのアイデアを出しました。

企業としてできること、個人としてできることをそれぞれの視点から考えるきっかけになりました。

ワークショップの様子②
ワークショップの様子③

参考リンク:丹後エクスペリエンス

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