竹を持つ学生たち

docomo EVERYDAY学生と一緒に竹でエシカルコスメをつくろう(前編)

三重県桑名市の放置竹林の問題を解決しようと立ち上がった桑名と東京のカボニュー学生アンバサダー。
ミッションはずばり、放置竹林のことを「知って」「体験して」「伝えていく」こと。
学生が地域を超えて、放置竹林問題について学び、最終的には竹を使った商品開発までやってみよう!というプロジェクトです。
商品については、学生たちのみなさんにとって身近なコスメの開発を行いました。

13名のカボニュー学生アンバサダーが集合

タケノコの産地である三重県桑名市。
近年は後継者不足などさまざまな理由から放置竹林が増えているという現状があります。
地元では協議会を立ち上げ、放置竹林の整備や利活用を行っていますが、そういった活動をもっと若い世代の人に知ってもらって、竹林整備に参加してほしいという声がありました。
そこで立ち上がったのがカボニュー学生アンバサダープロジェクト。
カボニューが桑名市と東京で参加者を募集し、桑名から7名、東京から6名、合計13名の学生アンバサダーが集まりました。

13名のカボニュー学生アンバサダー

桑名と渋谷を行き来しながら活動を開始

学生アンバサダーとしての活動は2023年6月25日からスタート。11月までの約5か月間、地域を超えて交流を図りながら、実際に桑名と渋谷を行き来し、合計6回に渡り活動を行いました。

7月には桑名に集合。竹林整備と、切った竹からコスメの原料として使う素材を削る作業を行いました。
8月は、東京・渋谷に集合し、1泊2日での活動。
「渋谷エシカルウィーク」にイベント出展し、実際にお客さま向けにコスメづくりのワークショップを開催しました。

その後も、桑名と渋谷をオンラインで繋いで、香りやネーミング、デザインなどを決定しました。

男性が両手で竹に触れている様子
集合写真

竹のコスメが完成

これらの活動によって、竹を使ったエシカルコスメが完成。
「竹で整う」というコンセプトからネーミングは「TaKeNOU」(タケノウ)に決定しました。
「TaKeNOU」のお披露目会は東京と桑名の両方で開催。
11月に渋谷区で開催された「ソーシャルイノベーションウィーク」の場で活動を発表しました。
そして桑名では、桑名市伊藤市長に表敬訪問しました。
発表したのは桑名市の3人の学生アンバサダー。
市長を前に物怖じせずに堂々と発表を行いました。

竹コスメ「TaKeNOU」
「TaKeNOU」のお披露目会の様子
桑名市伊藤市長と3人の学生アンバサダー

学生アンバサダーとともに継続した活動へ

伊藤市長からは「大企業でもなかなかできないような、大人顔負けの取組みをしてきたと思う。学生ならではのクオリティを超えている!視察だけで終わってしまうことはよくあるけれども、課題を解決するための方法をみんなで考えて商品化して、多くの人に価値があると思っていただけるようなものを作り上げたことが何より素晴らしい。この取組みを通して、これまで知らなかった桑名の良さに気づいてくれたこともうれしいし、ぜひ、今回の経験を活かし続けてほしい。」とのお話をいただきました。

伊藤市長から激励の言葉をいただきましたとおり、ここからがスタート。
この活動を現地で継続していくことが大切です。
これからも桑名での活動を見守っていきたいと思います。

後編では、カボニュー学生アンバサダーの紹介や、このプロジェクトを通じてどのような変化があったのかなどをお届けしたいと思います。
そちらもぜひお楽しみに。

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