丹波篠山市の名産「黒枝豆」を次世代に残す

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兵庫県丹波篠山市の名産、幻の枝豆「丹波篠山黒枝豆」。
この幻の枝豆を次世代に残すためのファンづくりへの想いや、廃棄を減らす地元の活動など収穫体験を通してカボニューアンバサダーの2人が体験してきました。

  • カボニューアンバサダーについてはこちらの記事をご覧ください。

幻の枝豆「丹波篠山黒枝豆」とは

丹波篠山市の名産である「丹波篠山黒枝豆」。実は本場の味覚と粒の大きさを楽しんでもらえるように、莢(さや)が充実しはじめる10月初旬を「販売解禁日」として設定しています。
「丹波篠山黒枝豆」は、10月から11月の間は「黒枝豆」として収穫され、12月になると大粒の「黒大豆」として成長し、お正月に食べる黒豆として出荷されます。成長途中のさや豆(枝豆)として食べる「丹波篠山黒枝豆」は、10月から11月の短い期間しか収穫することができないため、「幻の枝豆」と呼ばれています。

黒枝豆のファンをつくり次世代に残す

訪れたのは丹波篠山市今田町にある丹波篠山かまい農場。米や豆のほか、トマト、ナスなどの野菜の生産や、なた豆茶の生産から販売まで行っています。

枝豆畑

丹波篠山市では古くから黒大豆が生産されていて300年以上の歴史があるそうです。大粒で丸く、煮ても皮が破れにくく、食感も柔らかいのが特徴。昼夜の寒暖差の激しい気候や粘土質の土壌が好条件となり、特産品として広がっていきました。
お正月のお節料理で食べるだけでなく、ポリフェノールが豊富であることから健康食としてもたくさん食べられるようになりました。

そんな黒大豆を次世代に残そうと活動をしているかまい農場さん。代表の構井友洋さんにお話を聞いてみました。
「これからの農業にはファンづくりが重要だと考えています。丹波篠山の自然や農産物を満喫できるような体験を提供したいと思っています。将来的には、敷地内にキャンプ場を作るという構想があります。」

かまい農場 代表 構井友洋さん

収穫体験

「ひとつの株にたくさんの枝豆がついていますので、さやが大きく膨らんでいる株を選んで、株ごとハサミで豪快に切ってください。」
構井さんからレクチャーを受けて早速体験してみることに。

普段から菜園での野菜栽培などをやっているカボニューアンバサダーの荒木さんも、枝豆を収穫するのははじめて。思った以上に幹が太く、かなり力を入れないとなかなか切れません。

枝豆の収穫

黒枝豆の株は片手で持つのも大変なほど。
切った後は、大きく実った黒枝豆のさやを、枝から一つずつていねいに収穫していきます。
そして収穫した黒枝豆がこちら。たくさんの黒枝豆が収穫できました。

記念撮影
枝からの収穫作業
収穫後の枝豆

サステナブルな取組みへ

手間暇かけて作られた黒枝豆。しかし豆が小さかったり、変色していたりと、2割くらいは規格外品として流通されずに廃棄されているそうです。
この廃棄を減らすため、地元の大学生と地元の和菓子屋さんとコラボして「黒枝豆ようかん」の開発を進めているとのこと。
カボニューアンバサダーでは、これからもこのようなサステナブルな取組みについて体験・発信していきます。

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