未来へつなぐ森づくり ― 台風被害からの森林再生。小学校最後の校外学習で植えた500本

docomo EVERYDAY2026.05.26未来へつなぐ森づくり ― 台風被害からの森林再生。小学校最後の校外学習で植えた500本

千葉県君津市の「ドコモ君津の森」で、小糸小学校6年生が卒業前最後の校外学習として、植樹体験と森林・林業学習に取組みました。この日植えられたのは、500本の苗木。
台風被害で多くの木が失われた地に再び命を吹き込み、ドローン操縦やカードゲームを通じて、森づくりの意義を全身で学んだ一日をレポートします。

子どもたちの手でつくる、50年後の未来の森

千葉県森林組合と株式会社スマート・フォレスト(林業の専門家)のご協力のもと、小糸小学校の6年生たちが「ドコモ君津の森」を訪れました。卒業まで残り約1か月。小学校生活の集大成となる校外学習の舞台は、自分たちの地元・君津の山です。
この場所は、7年前の台風15号により多くの木々が倒れた地域で、当時は大規模停電の影響で電気・水道・通信といったライフラインが停止しました。その記憶を持つ小学生も多く見られました。だからこそ、「この森をもう一度元気にしたい」という気持ちが、体験に自然と重なっていきます。
植樹の方法や注意事項を確認した後、児童たちは班ごとにわかれ、植林作業を開始しました。

台風により倒れた木々が今も残る森
台風により倒れた木々が今も残る森
植林活動のようす
新たな命を吹き込む植林活動スタートです

今はひざ丈ほどの小さな苗木が、50年後には見上げるほどの大きな木へと育つことを聞き、驚きの声が多数上がりました。植樹は「育て・守り・次の世代へつないでいく」森づくりのなかの、大事な一歩です。
自分たちが1本ずつ植林した木が、未来の風景をつくるということを、子どもたちは体いっぱいで受け取っていました。

植樹のようす
「大きく育ってね」と願いを込めていねいに植樹します

「通信技術×林業」を体感するドローン操縦

植樹体験に加え、子どもたちが挑戦したのがドローンの操縦です。はじめて操作する子も多く、空から森を見渡す体験は、新鮮そのもの!交代しながら操縦に挑戦し、チームで協力して空中からの写真撮影をやり遂げました。

ドローンの操縦体験に挑戦する画像
ドローンの操縦体験に挑戦
ドローンからの空撮の画像
ドローンからの空撮も成功!

また、ドローンは「楽しいガジェット」というだけでなく、実際の林業現場でも活躍していることを学びました。山奥での資材運搬を効率化したり、人の手では難しい現地調査を省力化したりと、通信技術と林業が組み合わさることで、業界の課題解決に貢献していることは、子どもたちにとって新鮮な発見でした。

ドローンが林業現場で活躍している話を聞いている画像
ドローンが林業現場で活躍している話に驚き!

ゲームで体感。森づくりの長い道のり

学校に戻った後は、「ZORING(ゾーリン)」というカードゲームを用いて、植樹体験だけでは見えにくい、森林づくりの流れ(地拵え(じごしらえ)~主伐)や自然災害・害獣による食害など、現実の森が直面する困難を疑似体験しました。
7並べのように、手持ちのカードを使って森林を完成させるゲームで、途中で友達の進行を邪魔できるカードもあり、「えーっ、それ使うの!?」と会場は笑いと熱気に包まれる盛り上がりとなりました。

ZORINGってどんなゲーム?さまざまな被害から森林を守りながら地拵から主伐まで完成させるもの
  • 引用:林野庁 東北森林管理局HP

最後には「カードゲームで学んだ、森ができるまでの流れをテストに出すからね!覚えてなかったら、卒業できないよ~」という掛け声に子どもたちは笑いながらも、全員で声を揃えて「地拵え~主伐」までの流れを唱え、学びをしっかりと記憶に刻みました。

森林づくりの流れをみんなで復唱するようす
森林づくりの流れをみんなで復唱

ふれて、こころに残るもの。五感で学ぶ林業学習

学びを「点(知識)」だけで終わらずに、「線(体験)」としても積み重ねることで、
子どもたちからは「森づくりには長い年月と定期的なお世話が必要なことへ驚いた」「(後輩たちも)植樹の体験をして、木を大切にしてほしい」といった、前向きな気づきを事後アンケートでいただきました。

ほかにも、林業の現場でドローンが使用されていることをはじめて知る子も多く、「ドローンが使われていることが時代だな。すごいと思った」という、驚きの声も多数上がりました。

卒業を控えた6年生が植えた500本の苗木は、小学校生活の集大成であり、故郷の未来へとつながる第一歩です。50年後の未来へとつながる時間を、子どもたちとともに過ごせる尊さを、私たちも深く噛みしめる1日となりました。

ドコモは今後も、地域やパートナー企業との連携を通じて、森の新たな価値創造と生物多様性の保全に取組んでまいります。

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