
docomo EVERYDAYダイハツ工業から学ぶ!環境に優しいモノづくりの裏側を体感
持続可能な社会を実現するには、一企業の努力だけでは限界があります。ドコモは、業種の異なる企業と連携し、業界を超えた「協業」による環境への取組みを進めています。
今回は「脱炭素と社会科見学」をテーマに、ダイハツ工業株式会社の京都工場と大阪府池田市「ダイハツ町」にあるHumobility World(ヒューモビリティワールド)を訪問。省エネ技術や電動車開発の現場を体験し、企業間の学び合いを通じて、改めて協業の重要性を実感する一日となりました。
軽自動車のパイオニア、ダイハツ工業
ダイハツ工業さまは、軽自動車を中心とした小型車の開発・製造で国内トップクラスのシェアを誇る自動車メーカーです。創業以来、「人と地域に寄り添うモビリティ」を基本姿勢に、環境負荷低減や安全性向上に取組んでこられました。
近年は、カーボンニュートラルの実現に向けて、電動車の開発や生産工程の省エネ化を積極的に推進。持続可能な社会の構築に貢献されています。また、地域社会との共生を重視し、災害時の支援や地域イベントへの協力など、社会貢献活動にも力を入れておられます。
モノづくりの基本思想から生まれた次世代型工場
ダイハツ工業さまの京都工場では、1973年の操業開始から約50年を経て、2022年10月に抜本的なリファインを完了しました。このリファインの中核にあるのが、モノづくりの基本思想である「SSC(Simple・Slim・Compact)」です。
SSCとは、生産現場のあらゆる無駄を削ぎ落とし、シンプルで効率的な生産体制を追求する考え方。京都工場では、塗装・組立・検査工程の建屋を集約し、上層階に熱源を集めることで下層の作業エリアへの入熱を最小化。さらに車両の横送り化や塗装ブース長の短縮により、工程数を従来比約15%削減し、コンパクトな工場を実現しました。
特に注目すべきは、塗装工程でのダンボール製フィルターの活用です。塗装時に発生するミストを段ボールで吸着・回収することで、従来必要だった「塗装を水に溶かして乾燥・廃棄する工程」を不要化。これにより、年間約4,800トンもの水使用量削減を実現しました。また、ドライブースでの空調リサイクルや太陽光発電の活用により、2022年の本格稼働時にはCO₂排出量を42%削減(2013年比)しています。
SSCの追求、革新技術の開発、再生可能エネルギーの活用。この三本柱により、ダイハツ工業さまは2035年の生産カーボンニュートラル実現という高い目標に挑んでいます。
「見せる工場」が育む信頼
- Copen Factory
「Copen Factory」では、オープンカー「COPEN」の製造ラインを間近で見学できます。専任スタッフが一台一台丹精込めて組み立てる様子は、まさに職人技。
印象的だったのは、製造過程を積極的に公開している姿勢です。お客さまに「安心感」と「信頼感」を届けるため、モノづくりの現場を隠さず見せる。この透明性へのこだわりが、ブランドへの信頼を深めていることを実感しました。
- Humobility World(ヒューモビリティワールド)
「ヒューモビリティワールド」は「くらしを考える、軽を考える」をテーマにした体験型展示施設です。
"楽しみながら学び、体験・発見できる場"として、展示やアクティビティに多彩な工夫が凝らされています。小学生から大人まで、幅広い世代が訪れる人気施設として、地域に開かれた場所になっています。
企業の垣根を越えた学び合い
社会科見学の後は、ヒューモビリティワールド内の会議室にて、参加企業による「環境取組み勉強会」を開催しました。勉強会では、各社のサステナビリティ事例を共有し、循環型社会の実現に向けた資源活用、脱炭素技術、生物資源・水資源保全など、幅広いテーマで意見を交わしました。
このディスカッションを通じて見えてきたのは、環境課題に対する体系的なアプローチの重要性です。また、企業間の対話が組織力を高める原動力となること、さらに参加型の取組みを通じて、一人ひとりの行動が社会課題の解決に直結することを実感しました。
私たち一人ひとりの行動やアイデアは、確実に社会課題の解決につながっています。今回の取組みはまだはじまったばかりですが、企業の枠を超えて知見を共有することで、持続可能な社会への確かな一歩を踏み出せると確信しています。
ドコモは、これからもパートナー企業とともに、環境負荷低減と持続可能な未来づくりに挑戦し続けます。