
docomo EVERYDAY気乗りしなかった子どもも笑顔に。森が変えた親子の1日
東京都八王子市の「ドコモ八王子上川の里の森」で、八王子市在住のひとり親家庭を対象にした山遊び体験プログラム「キコリとキャンプ体験」を実施しました。今年で2回目となる本イベントではポテトチップス発売50周年を迎えるカルビー株式会社にご協力をいただきました。
参加者の地元に広がる森を舞台に、間伐体験や焚き火を使った調理を実施。「学び」と「体験」を通じて、子どもたちと保護者が森と人とのつながりを感じる特別な時間を共有しました。
みんなで倒す、はじめての間伐体験
林業の専門家である株式会社スマート・フォレストのご協力のもと、半日の体験プログラムとして、地元の山で自然を体感します。まずは、プログラムや安全に関する説明を聞き、注意事項を確認したうえで、間伐体験からスタート。
間伐とは、森を健康に保つために行う木々の間引きのこと。定期的に実施することで森全体に光や風が行き渡り、次世代の木々を育てる大切な役割を果たします。
説明を受けた後は、グループにわかれ、一人ずつのこぎりを使って1本の杉の木を切り倒すことに挑戦。
普段使うことのない道具に最初は戸惑いながらも、声を掛け合い、協力しながら少しずつ作業を進めていく子どもたち。一人では難しい作業も、仲間と力を合わせることでやり遂げることができます。
切りたてのひのきから漂う爽やかな香りを全身で楽しむ姿も見られました。
最後は全員で声を掛け合いながら、ロープを使って安全に木を倒します。「バキバキ」という大きな音とともに木が倒れた瞬間、あちこちから歓声が上がりました。達成感に包まれ、はじめて会った参加者同士でも自然と会話が弾みます。
切りたてのひのきから漂う爽やかな香りは間伐体験の一つのご褒美
親子で力を合わせる丸太切りと薪割り
続いては、親子で協力する丸太切りと薪割り体験です。保護者が丸太を支え、子どもたちがのこぎりを引くというチームワークが求められるプログラム。
本物の木材に触れるのがはじめてという子どもたちにとっては、少しドキドキする体験です。丸太の太さもさまざまで、「その調子!」「上手に切れてるよ!」と、保護者やスタッフの温かい声援が飛び交います。最初は遠慮がちだった子どもたちも、汗をかきながら次第に表情が真剣に。丸太を切り終えたあとの顔には、達成感がにじみます。
薪割り体験では、太さの異なる薪を慎重に立て、少しずつ力を加えていきます。最後に「パキッ」と割れた瞬間の爽快感に、思わず笑顔がこぼれました。
保護者やスタッフの温かい声援を受け頑張ります
焚き火を囲んで広がる家族の輪
会場を移動し、キャンプ用の焚き火台を使った調理体験へ。今回はポテトとポップコーン作りに挑戦しました。この調理体験では、親子が一緒にひとつの作業に取組むことも、大切な目的のひとつです。
体験前には、今回はじめて協力いただいたカルビー株式会社によるクイズタイムを実施。お菓子の名前の由来や、じゃがいものどの部分を食べているのかなど、食育をテーマにしたクイズに、子どもたちは真剣な表情で取組みます。保護者の方々も興味深そうに耳を傾けていました。
クイズの後はいよいよ焚き火体験。まずはポテト作りです。「おいしく焼けるかな?」「何味にしよう?」と、親子で声を掛け合いながら焼き上がりを待つ時間も楽しみのひとつ。ホクホクに焼けたポテトは、そのままでも美味しく、バター醤油などさまざまなフレーバーで味わいました。
焚き火を囲みながら、「それ美味しそうだね」「どうやって味付けしたの?」と家族同士で言葉を交わす姿も見られ、少しずつ会話が生まれていきます。
続いてポップコーン作りに挑戦。なかなか弾けないなか、「どうしたらうまくできるかな?」と親子で相談し、ときには隣の家族とも声を掛け合いながら工夫する様子が印象的でした。
今回、2家族で焚き火台を囲む形としたことが功を奏し、同じ火を囲むことで自然と会話が生まれます。
ポテト作りで生まれた会話をきっかけに、調理のコツを教え合ったり、子どもたちの様子について話したりと、はじめて顔を合わせた家族同士の交流が、ポップコーン作りを通じてさらに広がっていきました。
カルビー株式会社から提供いただいたポテト、ポップコーンでの調理体験
焚き火台を囲み参加者同士の会話も弾みます
森での経験が、親子の絆を深くする
今回のイベントには、小学1年生から高校生まで、幅広い年齢の子どもたちが参加しました。
親子でのイベントに「楽しみ!」と期待して参加した子どもがいる一方で、思春期を迎え、少し照れながら、あるいは気乗りしない様子で参加した子どもも見られました。
それでも、親子で一緒に作業に取組むなかで、自然と会話が生まれ、次第に表情がほぐれていく様子が印象的でした。
参加者からは、「最初はあまり気が進まなかったけど、やってみたら楽しかった」「薪割りではじめてもった道具などがあり、とても勉強になった。今回学んだことを学校の人にも教えたい」といった前向きな感想を聞くことができました。
また保護者からは、「ひとり親家庭ではキャンプ体験の機会が少ないため、子どもと一緒に参加できてよかった」という感想も寄せられています。
今回の取組みは、ドコモが上川の里で保全活動協定を結んでいることに加え、同じく協定を結ぶカルビー株式会社との連携によって実現しました。企業が持つそれぞれの強みを活かし、地域の家族に貴重な体験の場を提供することができたと感じています。
森での体験は、ただ楽しいだけではありません。自然と触れ合い、親子で協力し、他の家族と交流することで、子どもたちは多くのことを学びます。そして何より、普段とは違う環境で過ごす時間が、親子の新しい関係を築くきっかけとなるのです。
今後も、生物多様性の保全活動を推進するとともに、地域やパートナー企業と連携しながら、森の新たな価値創造に取組んでまいります。