
docomo EVERYDAY教室で、未来につながる発見を。ドコモのダイバーシティ出張授業
私たちドコモは、多様な人々が活躍できる社会の実現をめざして「ダイバーシティ&インクルージョン」の推進に取組んでいます。その一環として実施しているのが、社員自身の出身校などで行われる出張授業。“無意識の偏見”や“多様性”などのテーマを取り上げ、未来につながる気づきや発見を子どもたちに提供する取組みです。今回は、そんな出張授業の中身を詳しくご紹介します。
ドコモがはじめたスマホじゃない授業とは?
「ドコモ」と聞くと、多くの方が思い浮かべるのはスマートフォンや携帯電話ではないでしょうか?しかし今、ドコモは未来を担う子どもたちに向けて、特別な出張授業を実施しています。そのテーマは、「ダイバーシティ&インクルージョン」。一人ひとりの違いを尊重し、誰もが自分らしく活躍できる社会を実現することの大切さを伝える取組みです。
実際の授業では、私たちが気づかないうちに抱いている「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込みや偏見)」にスポットライトを当て、多様性を受け入れることの重要性を生徒たち自身に発見してもらうことをめざしています。これまでに実施してきた出張授業のうち、今回は2025年3月に都内の公立中学校で行った授業の様子をリポートします。
教室で問いかける“無意識の偏見”の正体
この日の授業は、生徒のみなさんに「ドコモってどんなイメージ?」と問いかけることからはじまりました。多くの人が“ドコモ=通信の会社”というイメージを持っているなかで、人気アイドルのグッズ販売やデジタルコミックの制作まで幅広い事業を展開していることを伝えると、教室からは驚きの声が上がりました。
その後の授業ではドコモ以外にも話題を広げ、日常に潜む“無意識の思い込み”について深掘りしていきました。具体例として挙げた “パイロットと客室乗務員”の話題では、無意識のうちに“パイロット=男性、客室乗務員=女性”と変換していないか?について生徒たちと一緒に議論。この過程を通じて、自分のなかにもアンコンシャスバイアスという無意識の偏見があること、そして、思い込みにとらわれずに自分の意志を尊重する大切さを実感してもらいました。
授業の後半には、多様性やダイバーシティの必要性を体験してもらうグループワークも実施。生徒たちは「株式会社●●カンパニー」の社員という設定で、グループごとに“アイドルオーディション”や“高齢者向けスマホ教室の開催”といった架空のプロジェクトに取組みました。課せられたミッションは、プロジェクトを成功させるために、さまざまな経歴やスキルを持つ架空の人材リストのなかから一緒に働くメンバーを選ぶこと。それぞれのプロジェクトに適した人物像をチームで話し合い、ワークの最後にはグループごとに選んだ人材を発表してもらいました。すると、リストアップされたすべての人材が必ずどこかのプロジェクトで選ばれていたのです。
どんな人にも活躍できる場所があり、誰かの役に立つことができる。そんな気づきを教室にいる全員にもたらす結果となりました。
“違い”を“強み”に。子どもたちへのエールをこれからも
今回の出張授業に対し、生徒のみなさんからは「自分たちは企業の表面しか見ていないことに気づいた」や「決めつけずに視野を広げて考えることが大切だとわかった」など、さまざまな声が寄せられました。未来を担う子どもたちがアンコンシャスバイアスに目を向けるきっかけを作れたことは、私たちにとって大きな収穫でした。加えて、この取組みの何よりの成果は、生徒のみなさんに「自分もどこかで必要とされている」と感じてもらえたこと。一人ひとりの個性や強みを活かし、胸をはって未来に進んでいってほしい。そんなエールをたくさんの子どもたちに届けるため、ドコモはこれからも出張授業の取組みを続けていきます。