NOCセンターの様子(大きなモニターに様々な情報が映し出されている)

docomo EVERYDAY子どもたちがネッワークの司令塔NOCを見学!次世代にドコモの今を伝える

ドコモでは、若い世代の方々にインフラ事業者としての取組みをご理解いただくために、ネットワークオペレーションセンターの見学会を開催しています。
この見学会では、未来を担う子どもたちに、ドコモの社会的役割や最新技術の活用状況を伝えています。今回は、この施策の中心人物である社員へのインタビューを通じて、担い手としての想いや工夫など本質に触れていきます。

サービスオペレーション部
渡邉 麻衣

子どもたちが、“通信の最前線”に潜入!

──施策の概要をお聞かせください。

渡邊:ドコモのネットワークを、24時間365日監視・保守しているネットワークオペレーションセンタ(以下NOC)が東京・品川および大阪・南港の2拠点にあります。
ドコモが24時間365日ネットワークを守り続ける取組みを、より幅広い方々に知っていただけたらということで、不定期開催ではありますが、若年層の方々向けの施設見学イベントを実施しております。

具体的には、ドコモが提供するプログラムである「ドコモサステナスクール1」や、「comotto(コモット)2」などの一環として、イベント開催しています。近隣だけではなく全国から多くのお客さまが見学にいらしています。

  1. 「ドコモサステナスクール」は、子どもたちが持続可能な社会を創造するための学びのプログラムを提供。詳しくはこちら
  2. 「comotto(コモット)」は、家族とともに子どもの成長を育むブランド。「子どもの未来を、もっと。」をコンセプトに、さまざまな業界のパートナーとドコモの協創によって、子どもとその家族に学びや楽しさを提供。詳しくはこちら

NOCの臨場感や緊張感を肌で体感

──なぜ本施策をはじめたのでしょうか。

渡邊:きっかけは、「ドコモという企業を若い世代の方々にもっと知っていただき、将来の選択肢の一つになれば」という思いからでした。携帯電話の会社というイメージはあっても、実際にどのような仕事をしているのか、どのように通信が支えられているのかを知る機会は少ないのではないかと感じていました。
そこで、現状ある施設を活用して、若い世代の方々に、ドコモのインフラ事業者としての取組みを、実際に見て、体感していただくことで、学びや、将来を考えることのきっかけになればと考えました。
また私たちとしてもドコモという企業に興味をもっていただくよい機会になると考え、取組みをスタートしました。

──見学時の主なプログラムをお聞かせください。

渡邊:まずは、日ごろ、ドコモがどのような想いで、ネットワークを守り続けているか、プロジェクションマッピングを用いお伝えします。その後、NOCの説明アニメをご覧いただいたのち、ドコモが過去販売してきた約200台の機種を展示する、携帯展示室へ移動し、企業の歴史を知っていただきます。

そしていよいよ、社員が監視・保守を行うNOCへ。多数のディスプレイがならぶ空間で、現場の臨場感や、緊張感を肌で体験いただけます。

これ以外にも都度イベント概要に合わせて、2024年元日の能登半島地震の際、ドコモがネットワークの復旧や地域の復興にどう取組んだかなどを、当時の映像を交え紹介したり、移動基地局車3の乗車・設営体験なども実施しています。

  1. 災害などで通信設備が故障し、通信が混雑・途絶した際、現地に赴き、応急復旧措置として電波を届ける車両型の基地局
NOCセンターの様子①
NOCセンターの様子②
NOCセンターの様子③

NOCセンターの様子

伝える難しさと、伝わるための工夫

──コンテンツをつくるにあたり苦労したことは?

渡邊:本施策の対象は、小中学生など若い世代の方々です。その専門的な内容をわかりやすく伝える工夫が必要でした。たとえば電波の仕組みは、糸電話を使って説明したり、身近なアンテナの写真を用い、通信の仕組みを、視覚的に理解してもらえるようにしています。

また合間にクイズやゲームを挟むなど、より楽しく、関心を集めるイベントにすることで、参加していただくみなさまの印象に残ればと思っております。

イベントを通して未来を考えるきっかけにしてほしい

──参加者からはどんな声が届いていますか。

渡邊:「携帯電話がつながる仕組みを学んだよ」「災害対策を頑張っているんだ」などさまざまな声を聞くと、とてもやりがいを感じます。中学生の方からは、「将来ドコモで働くには何が必要ですか?」と聞いていただくこともあり、将来の進路や働くことについて考えるきっかけになっていることを実感し、この取組みの意義を改めて感じました。

──本施策をドコモで取組む意義は何だと思いますか。

渡邊:コミュニケーションツールだった携帯電話はいまや、ライフラインを支える重要なアイテムの一つになりました。日々の暮らしを見えないところで支える現場で、たくさんの人と技術がかかわっていることを実感できるイベントを開けるのは、全国の社会インフラを支えるドコモだからできることだと思います。

加えて、ドコモは長年にわたり、教育や地域貢献に力を入れてきました。この見学会もその一環ですが、単なる企業紹介にとどまらず「社会を支える仕事とは何か」「未来の働き方とは何か」を考える機会にきっとなるはず。そこに大きな意義を感じています。

──今後の展望をお聞かせください。

渡邊:見学会の参加者は2023年度で約200人、2024年度は約530人と、年々増えています。2025年度はイベントのさらなる拡大を予定していて、700人以上の方がご来場する試算です。イベントをより魅力的にできるよう、ドコモの災害対策の取組みや災害時のエリア復旧について、クイズやゲームを通じて理解できるAR(拡張現実)コンテンツの開発も進めております。
近年防災教育の重要性は非常に増しており、イベントをきっかけに家庭や学校で災害や防災についてコミュニケーションをとるきっかけになればと思っております。

今後もイベントの拡大、拡充をめざしていき、最終的には「ドコモの見学に行ったことが、進路や将来を考えるきっかけになった」「イベントをきっかけに、ドコモのサービスを手にとってみた」といってもらえるような、そんな記憶に残る体験を提供し続けることできたらと思います。

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