食から考えるサステナビリティ ―農作業と調理体験―

docomo EVERYDAY食から考えるサステナビリティ
―農作業と調理体験―

サステナビリティ意識を高めるための取組みとしてカボニューアンバサダーが兵庫県神戸市にあるオーガニック農家での農作業体験に参加しました!身近な『食』を通じて広い視野で『サステナブル』ってなんだろうと考えるよい機会でした。関西だけでなくはるばる石川県からの参加者もおり、社員間のコミュニケーション活性化にもつながりました。

オーガニック野菜の農作業体験

農作業体験と調理実習を通して「食」を通じたサステナビリティ体験イベントの一つ、農薬・化学肥料不使用の野菜農家「ラフファーム」の農作業体験を行わせていただきました。
全3回開催され1回目はじゃがいもの植付け、2回目はあいにくの雨で農作業体験は中止、今回3回目開催の私たちは雑草を抜くというとても簡単ですがとても重要な作業をお手伝いしてきました。
にんにくとたまねぎの畑での作業ではありましたが、お手伝いをする前に採れたての人参をそのまま試食させていただくことができました。
TVではたまに料理番組で食しているのをみているだけで、私自身は採れたての野菜をそのまま皮ごと食すことはなく、実際にははじめてでしたが、とても甘くて残すことなく食べきることができました。

ラフファーム畑
雑草抜き
採れたてにんじん

ラフファーム伊藤さんは「自分が作った野菜を顔が見える相手に届けたい」ということで農地を広げることはせず、ていねいに育てている方でした。
地域に生えている竹や牛糞たい肥などをうまく利用しているということでうまくサステナを体現されていました。

にんにくの葉
伊藤さんに学ぶ

普段の私たちはもはや電子機器や電波から離れて生活をすることは難しくなっています。
そのなかで毎日すこしずつ体内に電流を滞留させているような、そんな気がしませんか?
私たちは雑草を抜くという少しの作業ではありましたが土(大地)に触れ、かたつむり、ミミズ、テントウムシを農作業で見つけることで、体内にため込んだ滞留電流を自然に「アース」することが私たち人間には大切だということを、野菜作りを通してサステナビリティを自然体で実現されている伊藤さんに教えていただいた1日でした。

かたつむり

三ツ星シェフから学んだ「サステナブルレシピ」

川井シェフとの特別な調理体験~五感で感じるサステナブルな食の世界~
今回、ミシュラン三ツ星レストランで副料理長として活躍された川井シェフとともに、「サステナブルな食」についての調理体験を行いました。体験を通じて、普段から馴染みのある食材の魅力を再発見しました。

川井シェフに質問中

野菜を主役にした料理体験では、「じゃがいも」と「春菊」のレシピを学びました。

  1. じゃがいものポタージュ
  2. じゃがいものパンケーキ
  3. 春菊とアーモンドのジェノベーゼソース

川井シェフが素材の味を最大限に引き出す3つのレシピをご用意いただきました。じゃがいものポタージュはコンソメを使わずに濃厚に仕上げられていました。春菊は、鍋料理以外のレシピを知ることができ、特に「ブランシール」や「アクを抜く」下ごしらえの仕方で、香草(春菊)のソースの魅力を引き出す方法を教えていただきました。

じゃがいものポタージュ
じゃがいものパンケーキ
春菊とアーモンドの
ジェノベーゼソース

川井シェフは、持続可能な食生活について、野菜中心の食事が環境負荷を減少させることを再確認させてくれました。また、「自身の料理は、つないできたバトンを食べる人につなぐこと」との言葉から、食材の生産者や消費者との繋がりの大切さを感じました。
この体験を通じて、野菜には高い価値があり、ていねいな料理がその美味しさを増し、廃棄を減らす助けになることを学びました。「もったいない」の精神を大事にし、食材へのリスペクトを持って料理に取組みたいと思います。
川井シェフとの調理体験は、楽しさだけでなく、環境について考える貴重な機会となりました。私たち一人ひとりが身近に実践できるサステナブルな選択肢を広げるインスピレーションを得ることができました。

今回ご協力いただいたフードピクトホームページはこちら

野菜を収穫して食べて気づいた自然への感謝

最後に、農作業体験や調理体験を通して感じたことを参加者全員でディスカッションを行いました。
「実際に土に触れ、食物を育てる過程を体験することで、食物を無駄にしない意識がより強くなった」
「料理はちょっとした手間で、とてもおいしくなることを実感した」
「業務のなかで、資源を無駄なく利用する意識や、自身の業務も多くの人に影響与えていることを再認識し、より視野が広くなった」
などさまざまな感想が出ました。
日々の業務でも、改めてお客さまに喜んでいただける顔を意識すること、ていねいに作業することで無駄を省くことができるように務めていきたいと感じました。
また、日常生活で実践できることとして「旬な食材を選ぶ」「ひと手間かけた料理をする」「家庭菜園をはじめる」といった具体的なアクションについても話し合いました。
今回の体験を通して、食を通じたサステナビリティを知識だけでなく体験として深く理解することができました。自分たちの手で土を耕し、野菜を収穫し、食べるという一連の流れを経験することで、食への感謝の気持ちや、環境に配慮したライフスタイルの大切さを改めて実感する機会となりました。
これからも、業務や日常のなかで少しずつでもサステナブルな行動を取り入れていきたいと思います。

振り返り
集合写真
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