ニホンジカから希少植物を守るには? ─愛媛県での活動

docomo EVERYDAYニホンジカから希少植物を守るには? ─愛媛県での活動

ドコモグループでは、ICTや社員の力で、全国で生物多様性保全の取組みを進めており、お客さまや地域のみなさまと、保全活動や連携施策を実施しています。

ドコモCS四国愛媛支店グループは、生物多様性保全活動の一環として、愛媛県が主催する「防鹿ネット設置ボランティア」に参加しました。この取組みは、近年ニホンジカの生息範囲が拡大し、希少生物が食べつくされる現状を受けて、ネットを設置し生物多様性保全を進めるためのものです。

増えすぎたシカから希少植物を守る

近年ニホンジカの生息範囲拡大は社会問題になっており、愛媛県でも、森のなかの希少生物が食べつくされてしまっている現状があります。対策として、愛媛県では市民ボランティアを募り、鹿対策用のネットを設置、自然環境保護を進めています。しかし、ボランティアの人手不足が課題となっていました。
そこでドコモでは、愛媛県環境保護課のみなさんの協力を得て、企業としてはじめて、ボランティア活動に団体で参加することにしました。

高輪山の貴重な植生をシカから守るためネットを設置しています。

ネット設置は連携が大事

愛媛支店グループからは13名が参加し、愛媛県職員やNPO団体のみなさんとともにネット設置作業を行います。

その前に、まずはシカによる被害について学びます。二ホンジカは嫌いな食べものの少ない動物。希少植物から樹の皮まで、いろんなものを食べてしまうのだそう。
一度失われた自然を回復するには相当の期間が必要になることから、希少植物の周りにネットを設置し、シカが近づけないようにする必要があります。

いよいよネットを設置していきます。専門家から設置方法を教えてもらいながらの作業。人の背丈ほどになるネットを設置するため、頑丈な支柱や大きなハンマーなど慣れない道具を使用しましたが、予定よりも1時間以上早く作業を終えることができました。

ネット設置の様子

できることを、できる場所で。

本活動に複数回参加されているというボランティア経験者の方から「ドコモさんは作業がスムーズですね」とのお言葉をいただき、その場で次回の参加をお約束。​

今回の参加を通して、一部ではありますが、愛媛県の自然環境の現状を体感するとともに、生物多様性保全活動には人手が必要であることを再認識することができました。ドコモCS四国愛媛支店グループは、今後も地域に根差した企業運営をめざし、生物多様性保全のための取組みを継続してまいります。

参加者集合写真
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