
docomo EVERYDAYパートナー企業とともに、ケータイリサイクルから資源循環型社会を学ぶ
ドコモはGreen Action Planにもとづき、循環型社会の推進に取組んでいます。この取組みの一環として、お客さまのご協力を得ながら、資源を有効活用するためのケータイリサイクルを推進しています。
今回は回収・解体から再資源化をおこなっているミナミ金属さまと、リサイクル金を伝統工芸品に利用している箔一さまを、さまざまな業種のパートナー企業のみなさまと一緒に2日間かけて現地を見学し、資源循環型社会について学んできました。
金属リサイクルのエキスパート「ミナミ金属さま」
Day1では、産業廃棄物処理事業やリサイクル事業を担うミナミ金属さまの工場へうかがいました。
各省庁や多くの企業から大量の物品を受入れられているにもかかわらず、その製品一つひとつを「手作業」で分別・分解されています。これは機器から貴重な金属やレアメタルなどの原料を無駄なく取出すためのミナミ金属さまならではの「こだわり」です。
資源を大切にするためにはやはり「人の手」は欠かせないことを実感しました。

企業間の連携・協力によって、本来であれば廃棄物となってしまうものを、新たなものへ生まれ変わらせることこそが、あるべきサスティナビリティの姿だと、参加者みんなで感じる機会となりました。
ミナミ金属さまの職人技を体験!
実際に使用済の携帯電話から各部品を取出す作業に、カボニューアンバサダーとして挑戦しました。想像以上に、部品一つひとつを取外していく作業は難しく、時間がかかってしまい、ひと月あたり数万台解体されていると聞いて、驚きました。

その後のディスカッションにおいては、パートナー企業それぞれが抱えているサステナビリティを推進していくための苦労話や疑問点を共有しあうことができ、今後の協力検討に向けて盛り上がりました。
箔一さまの職人たちが織りなす金箔の美
Day2では、金箔工芸品の製造・販売を行う箔一さまへうかがいました。箔一さまの金沢箔工芸品は、前回のトランプ大統領就任後初の日米首脳会議において、日本側の手土産としてトランプ大統領に贈呈されるほど素晴らしい技術のつまった品々です。


職場には多くの職人が働いており、金箔作業にはていねいさと繊細さが求められます。金箔の薄さは0.1μmで、これはコピー用紙の約1000分の1の薄さです。そのため、ちょっと指で触っただけで破れてしまうほど繊細です。


ドコモとともに歩むサステナビリティへの取組み
箔一さまで用いる金箔には、ドコモの携帯電話に加え、ミナミ金属さまで回収したリサイクルされた金なども使用しております。
金属資源の一部は、2050年には尽きてしまう可能性があるほど危機的な状況と言われており、新たに採掘したものではなく、リサイクルしたもので製品をつくる循環型の仕組みが、限られた資源を守るため必要不可欠です。箔一さま・ミナミ金属さま・ドコモの協力関係、そして不要になった携帯電話の回収にかかわる多くのお客さまのご協力は、まさに循環型社会の実現をめざす取組みです。この協力関係は、持続可能な未来をめざすための重要な役割を果たしています。
この取組みを通して、私たち一人ひとりが環境問題に対して責任を持つことの重要性を改めて再認識しました。また、カボニューアンバサダーである私たちが身近な社内の人から普段業務でかかわる社外のお客さままで、ドコモとしての取組みを広めていき、少しでもサステナブルな活動に興味を持っていただきたいと思いました。
最後に、ドコモは1998年からケータイリサイクルに取組んできましたが、これからもお客さまやパートナー企業のみなさまとともに循環型社会の推進を続けてまいります。
ドコモ ケータイリサイクルについて詳しくはこちら。