未来を育むリアルな体験の場を-ドコモ未来フィールドが描く夢-

docomo EVERYDAY未来を育むリアルな体験の場を
-ドコモ未来フィールドが描く夢-

NTTドコモは、子どもたちが夢や目標を持てるよう支援する「ドコモ未来フィールド」を実施中です。スポーツや文化体験を提供し、地域支援や家族で未来を語る場を創出しています。今回の記事では、この取組みの中心社員へのインタビューを通じて、活動内容や、未来への展望をご紹介します。

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ブランドコミュニケーション部
島﨑 大介

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ブランドコミュニケーション部(社内ダブルワーク)
森 安佑美

子どもたちに夢を──「ドコモ未来フィールド」の背景

──本施策がどのようなものか、お聞かせください。

森:文部省のデータによるといま、夢を持つ子どもたちが減少しています。未来に明るい希望を持てるよう、ドコモでできることはないか、ただ金銭的な支援をするだけでなく、企業や団体と協力して、より世の中にとって価値のあることができないか──。「ドコモ未来フィールド」を立ち上げたのには、このような背景がありました。

本施策は、子どもたちに夢を、あるいは夢に近づく目標を持ってもらうためのもの。協賛などでつながりのあるパートナー企業とともに、スポーツや文化、学術などの体験機会の場を提供しています。

また、子どもだけを対象にするのではなく、保護者向けの体験プログラムも用意し、家族で将来を語るきっかけづくりも。他部門や地域の支社とも連携し、復興支援や地域貢献も拡大しています。

2024年9月に北陸復興支援という形でプロフィギュアスケーターの羽生結弦さんらが出演した「能登半島復興支援チャリティー演技会」は、大変な反響がありました。石川県や福井県などの地域から小学生20人を招き、スケート教室を開催。加えて、テレビ金沢にも協力いただき、生配信をするテレビ局の裏側を見学する企画も行いました。

島﨑:こうしたイベントには運営の立場として私たちも必ず参加し、子どもたちの心が動く瞬間に立ち会うようにしています。

▼「能登半島復興支援チャリティー演技会」の様子

小学生20人を招いたスケート教室

テレビ金沢の協力のもと、
生配信をするテレビ局の裏側を見学する企画

──本施策の成り立ちをお聞かせください。

島﨑:ドコモによる企業や団体との連携といえば、これまではドコモの名前を知っていただくことが主な目的でした。しかし、それだけでは十分ではないと感じるようになりました。ドコモの企業活動のためにもなり、お客さまやそのご家族に喜んでいただける形で、社会に貢献できる方法はないかと考えるなかで、以前から開催していた子ども向けの絵画コンテストなどのイベントがヒントになりました。

これら体験を核にした催しごとを整理して一つの形にまとめ上げれば、露出をする際にも効果的になる、どうせなら他企業が取組んでいないようなプレミアムな施策を……と、比較的とんとん拍子に構想が進み、「ドコモ未来プロジェクト」や、その一環であるドコモ未来フィールドが生まれました。

リアルな経験が夢を目標に変える

──イベントで印象に残っているできごとは?

島﨑:2024年2月、プロボクシングの井上尚弥さんと井上さんが所属する大橋ボクシングジムの協力で、17人の小学生がボクシングの体験をしました。なかにはU12(12歳以下)の女子チャンピオンもおり、彼女は事前のインタビューで「五輪で金メダルをとるのが夢」と語っていました。しかし、井上選手や他のプロボクサーらとふれあいを重ねたあとには「本格的な目標に変わった」と。
未来フィールドがその子に勇気を与え、背中を押したんです。夢が目標になった瞬間を見ることができ、感無量でした。

プロボクシングの井上尚弥さんとボクシング体験

──狙い通りでしょうか。

島﨑:そうですね。一方でプロの世界を実際にのぞいてみると、勝ち続けるためには厳しい練習を重ね、普通の生活なら与えられてしかるべき享受を捨てなくてはならない現実も垣間見えます。そこまでして、今の夢を追い続けるべきかどうか。ドコモ未来フィールドはリアルを知り、もう一度自分の夢のあり方を考える場でもあるのです。

興行や試合はスポットライトを浴びるスター選手だけでなく、トレーナーやチームの営業職など、裏で支える人たちがいるから成り立っています。プロ選手になるだけがその世界にかかわる手段じゃありません。夢を夢のまま終わらせないため、参加者には周囲の仕事にも触れてもらい、多様な可能性の幅に気づいてもらえればうれしいです。

「ドコモ推し」を増やす未来への展望

──ドコモ未来フィールドをドコモで取組む意義は?

森:いま、各通信回線業者が提供する機能はほぼ同等で、価格によって差異化がされている状況です。だからこそ、価格やサービスを超えてドコモというブランドを好きになってもらうために、本施策があります。イベントに参加した保護者の方からは実際に「こんな取組みをしているドコモが好き。これからも使っていきたい」という声もいただいています。

島﨑:ただ他方では、こうした取組みは、すぐに数値で成果が見えるものではありません。ですから、「いつまでに、どれくらいの結果が出るのか」と具体的な数字を求められると、せっかくせっかく素晴らしい提案でも二の足を踏んでしまう場合もあると思います。

今回、ベストサステナビリティ表彰にて社会賞をいただき、大変な自信につながりました。「胸を張って進めなさい」という会社からの強いメッセージが社内にさらに広がれば、新たな施策の提案に手をあげる社員も増えるのではないでしょうか。

  • NTTドコモ社内で実施した、持続可能な社会の実現に向けて行った優れた取組みを評価し、その功績を表彰するもの。
    詳しくはこちら

──今後の展望についてお聞かせください。

森:現在はスポーツ体験が大半ですが、今後は「子どもの夢を育む体験機会」をさらに増やすために、学術や芸術など多様な分野のイベントの開催も視野に入れています。

イベントの回数が増えれば、私たちだけでは対応できないケースも出てくるでしょう。そこで、支社・支店と施策のノウハウを共有し、各地域で各々が動ける仕組みづくりもしていきたいと考えています。「ドコモ推し」をさらに増やしていくため、できることはまだまだあります。

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