docomo EVERYDAYドコモのエネルギーに関する
サステナブルな取組みをご紹介

近年、CSRやSDGsを背景に、企業が環境に配慮した事業活動を行うことは当たり前となっています。私たちドコモも「あなたと環境を変えていく。」というスローガンを掲げ、地球環境保全に貢献し、社会とともに持続的な成長・発展を続けられるよう、さまざまな事業を展開しています。
今回はグリーン電力・スマート電力の開発や運用、ビジネス化に関するサステナブルな取組みをご紹介します。

再生可能エネルギーを活用した基地局

私たちの生活に欠かせない、スマートフォンや携帯電話。こうした機器とインターネットをつなぐのが、基地局です。ドコモも基地局を全国に所有しており、24時間休むことなく、みなさんの通信を支えています。そのため、基地局が使用する電力は膨大なものに。ドコモは年間約30億kWhの電力を消費していますが、その7割近くが全国にある基地局で使用されています。
このような状況を改善すべく、ドコモが取組んでいるのが「グリーン基地局」。再生可能エネルギーである太陽光発電や、その電力を有効に充電するリチウムイオン電池を搭載した、環境に優しい基地局です。運用に必要な電力の2~3割をそれぞれの太陽光パネルでまかなっており、その発電量は全国のグリーン基地局・ノードビルを合計すると、2,000kWになります。これは家庭1,000軒相当の電力量です。
また、グリーン基地局内には通常の電力から給電している蓄電池も設置。長時間停電時などでも、通信を維持できるような電力バックアップ体制を整えています。北海道胆振東部地震では約29時間電源を維持し、通信を止めずに対応できました。
このグリーン基地局は、2021年度末で全国273局に広がっています。また、各エリア・各基地局が日々どのくらい発電をしているのか、CO₂をどのくらい削減しているのか、データ化・見える化し、運用に役立てています。
このグリーン基地局の数をこれからもっと増やし、カーボンニュートラルの達成をめざします。

賢く使用電力を調整するドコモの「DR」

「デマンドレスポンス(DR)」とは、エネルギーリソースを制御することで、電力需給のバランスを調整する仕組みのことです。
通常、電気は供給量と消費量のバランスが保たれている必要があります。しかし、2022年の夏は猛暑などの影響により、電気が足りなくなることが予想され「電力需給逼迫注意報」が発令。企業は省エネ・節電に取組むことが要請されました。
ドコモもその要請に応じ、関東エリアにある22局の無線基地局の電力消費量を調整するべく「DR」に取組みました。

①節電要請
電力会社からの節電要請信号を受信すると、自動的にドコモのEMS(エネルギーマネジメントシステム)基盤が節電時間・対象基地局を設定します。

  • 自主節電として、ドコモ側で節電時間を設定することもあります。

②蓄電池から放電
指定した時間は蓄電池の電力を使い基地局を運用することで、使用電力量を減らします。

③節電量に応じて報酬も
要請に応じて節電すると、社会貢献はもちろんのこと、その節電量に応じて報酬も得られます。

大切なエネルギーを無駄なく使用するためには、賢く使用電力量を制御する必要があります。ドコモはこれからもDRを活用し、電力需給逼迫に対応します。

「地域エネルギーマネジメント」の取組み

地域エネルギーマネジメントは、仙台市様・東北大学様と実証実験中の消費・発電電力、蓄電池情報の可視化・遠隔制御を行う取組みです。

仙台市内の指定避難所に設置されている太陽光パネルの発電量や異なるメーカーの蓄電池の充電量・消費量などを一元管理し、災害時に蓄電池余力を把握できるなど効率的な運用をめざしています。また通常時では、各拠点の電力消費ピークを把握し、ピーク時は蓄電池から放電することで、電力の基本料金削減もできるようになります。
自治体と連携し、地域の災害対応力向上や、再生可能エネルギーの円滑運用を進めています。

これからもドコモは事業を通じてSDGsなどさまざまな社会課題の解決に取組み、サステナブルな社会の創造に貢献します。

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