日々の取組み

埼玉スタジアム2002で進む
「つながる」サッカースタジアムへの取組み

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ゴールの瞬間をSNSで共有する。キャッシュレス決済でスタジアムグルメを楽しむ。試合の合間に選手やチームの情報を調べる。今や、スマートフォンはスタジアムでのサッカー観戦に欠かせない存在となっています。
こうした利用をより快適なものにするため、ドコモは全国のJリーグクラブのホームスタジアムの通信環境を向上させる取組みを進めています。この記事では、そのなかから浦和レッズの本拠地として知られる国内最大級のサッカー専用スタジアム「埼玉スタジアム2002」での取組みについてご紹介します。この取組みは、2025年度のドコモ関信越支社の通信改善取組み宣言にも掲げられている重点施策のひとつです。

約6万人が「同じ瞬間」に通信するという特殊な環境

サッカースタジアムでのデータ通信量は、動画視聴やキャッシュレス決済の普及によって年々増加しています。なかでも、収容人数6万人超の埼玉スタジアム2002はこうした通信量増加の影響を受けやすく、特に通信が集中するハーフタイムではキャッシュレス決済が利用しづらいなどの事象が発生していました。また、街なかとは異なり、スタジアムの観客席には建物のような遮へい物がありません。遮へい物のないスタジアムでは複数のアンテナから発射された電波が広い範囲に届いてしまい、電波同士の干渉が起きやすい環境になっています。そのため、電波を発する設備を単に増やすだけでは干渉が増して逆効果になりかねないという、街なかの対策とは異なる難しさがありました。

通信設備の増強と電波干渉対策で、スタジアム全体をカバー

これらの課題を解消するため、ドコモは通信環境をゼロから見直し、設備の増強と電波干渉対策を一体的に進めました。
〈5G通信設備の増強〉
最優先で取組んだのが、5G通信設備の増強です。1つのアンテナから複数の周波数帯の電波を発射できるようにするなどして、全体の通信設備をそれまでの約6倍に拡大しました。

アンテナが設置できる柱は限られるため、緻密な計画が練られた。

〈電波干渉対策〉
設備を増やすだけでは電波同士の干渉が増してしまいます。埼玉スタジアム2002には他社のアンテナも多数設置されているため、観客席や屋根、柱といったスタジアムの構造をもとにシミュレーションで電波の届き方を何度も検証し、干渉が起きにくい最適なアンテナの向きと場所を導き出しました。シーズンオフ期間などの限られた日数で作業を進め、構想から完成までおよそ2年をかけて対策を完了させました。

対策にあたってはシミュレーションと現地調査が繰り返し行われた。

対策後の試合で、通信の安定を確認

対策完了後の2025年12月、スタジアムで開催された大規模イベントで通信品質の現地調査を実施しました。その結果、最も混雑するハーフタイムを含め、観客席で常に安定した通信速度を維持できていることが確認されました。5G通信設備を強化したことで5Gでの通信がスムーズになり、結果として4G回線の混雑も解消されるという相乗効果も生まれています。

対策の結果、上り通信/下り通信ともに十分なスピードが出ていることが確認された。

また、屋外のイベントブースでもキャッシュレス決済やアプリがスムーズに利用できたとのお声をいただきました。埼玉スタジアム2002をホームグラウンドとする浦和レッズの担当者からも「通信環境の改善を実感している」との声が寄せられています。

さらなる改善で、快適な観戦体験を支え続ける

埼玉スタジアム2002で、ドコモはさらなる品質向上に向けた取組みを進めていきます。
たとえば、多くの来場者に同時に効率よく電波を届けられるマルチユーザMassive MIMO(マッシブ マイモ)に対応した新しい装置を導入するなどを検討しています。
ドコモは、埼玉スタジアム2002で引き続き快適な通信環境を提供できるよう、通信状況のチェックや現地調査を行い、さらなる改善を継続していきます。

  • 株式会社NTTドコモ 関信越支社
    ネットワーク部 ネットワーク計画 移動無線計画

    前田 大輔

  • 株式会社NTTドコモ 関信越支社
    ネットワーク部 ネットワーク計画 移動無線計画

    鈴木 伸彦

  • 株式会社ドコモCS 関信越本部
    埼玉支店 ネットワーク部 エリア品質

    入江 崇

  • 株式会社ドコモCS 関信越本部
    埼玉支店 ネットワーク部 ネットワーク設備

    田村 萌実

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