「MONSTER baSH 2024」移動基地局車の設備を更新しました

2024年8月24日(土)から2日間、野外音楽フェス「MONSTER baSH 2024」が香川県で開催されました。25周年を迎える今年は特に混雑が予想されたため、対策を昨年より強化し、移動基地局車の増強や設備の更新など、複数の施策を組み合わせて通信環境を整備しました。
データ通信量の大幅増を見込んで対策を実施
「MONSTER baSH」(通称モンバス)は、香川県の国営讃岐まんのう公園で開催される野外音楽フェスです。毎年2日間で約5万人が来場し、中四国のイベントでは最大規模を誇ります。25周年を迎える今回は付随するイベントも多く、データ通信量の大幅な増加が予想されました。そのため、前回の人流などを参考に、移動基地局車の配置を最適化するための見直しを行いました。

また、移動基地局車自体の機能を増強するため、装備も更新しました。従来の4G用設備に加えて5G用設備も搭載することで高速かつ安定した「瞬速5G※」を提供するとともに、複数方向に電波を送信できる「マルチビームアンテナ」の導入により混雑に対して強い通信環境を構築。さらに、想定を超えるデータ通信量の増加にも備えるため、特に飲食ブース周辺では、「Starlinkを活用したdWi-Fi」を設置しました。この設置には、NTTコミュニケーションズ四国支社に協力を仰ぎ、ドコモグループ一丸となって対応しました。

- 瞬速5Gは、5G専用の広帯域な3つの新周波数帯(3.7GHz帯/4.5GHz帯/28GHz帯)を利用して高速・大容量な通信を実現しています。
イベント当日の通信状況
イベント当日、メインステージやオフィシャルグッズ売り場周辺で通信速度を測定した結果、動画視聴なども問題なくご利用いただける通信速度であることを確認しました。

混雑が予想されたメインステージやグッズ売り場でも、人流や時間帯によらず安定した通信環境を提供することができました。
今後提供していく通信環境について
当日は、オフィシャルグッズをd払いで一定額以上お買い上げいただいた方に、25周年記念のNFTを配布するキャンペーンも実施しました。こうした取組みは、高速で安定した通信環境があってこそ可能となります。

今後も技術開発を推進し、全国各地のイベントや地域において、よりよい通信環境や体験価値の提供に努めてまいります。