2023-24シーズンにディビジョン1への昇格を決めた浦安D-Rocksは、2024-25シーズンからグレイグ・レイドロー氏が新ヘッドコーチに就任することが決定!
8月26日に千葉県浦安市にあるイクスピアリ内の映画館、シネマイクスピアリにて就任記者会見が行われました。当日は多くの報道関係者と、抽選に当選した浦安D-Rocksのファンクラブ会員のみなさまをご招待いたしました。
就任記者会見当日の様子と、グレイグ・レイドロー新ヘッドコーチからのメッセージをお届けします!
浦安D-RocksをD1へ導いたスコットランドの英雄の軌跡
まず会場の大きなスクリーンに映し出されたのはグレイグ・レイドロー氏の浦安D-Rocksでの2年間を振り返る映像です。

2019年に開催されたラグビーワルドカップ日本大会。スコットランド代表として初めて日本を訪れたグレイグ・レイドロー氏は映像のなかで、「当時いくつかのチームに興味を持ってもらっていたが、W杯での経験を通し日本に数年間滞在したいと思いました。2019年に日本で経験したこと、そして浦安D-Rocksに来れたことを感謝しています」と当時の様子を振り返っていました。
チームに加わったグレイグ・レイドロー氏は、ベテラン選手として常に選手たちのお手本に、グラウンド内外でその存在感を示していました。
飯沼選手(スクラムハーフ)は、グレイグ・レイドロー氏をマスター(先生)と師事していて、プレーだけでなく人間性の面でも、このチームに決めた大きな理由だと語っています。
後輩の育成にも力を注いでいたレイドロー氏ですが、現役でプレーできる時間は限られているので、ラグビーを楽しむことを一番大切にしていました。
現役引退を発表した2023年、チームは惜しくもD1に昇格することは叶わず、思い描いていた引退ではなかったかもしれない。スコットランドの英雄は選手生活に幕を閉じました。
しかし、ラグビーとともに歩んできた人生は新たなシーズンの始まりとともに、コーチとしてのキャリアをスタートさせます!
そして、D1昇格という明確な目標がある難しいシーズンを乗り越え、新たな挑戦へ挑みます。
現役引退、そしてリーグワン史上最年少のヘッドコーチ※の誕生
大きなポップコーンを抱えながら登場したグレイグ・レイドロー新ヘッドコーチ、そして内山浩文ゼネラルディレクターの姿に、会場からは大きな拍手が起こり和やかなムードに。
「皆さんこんにちは。グレイグ・レイドローです。よろしくお願いします」と落ち着いた日本語での自己紹介からはじまり、内山ゼネラルディレクターからヘッドコーチ就任の経緯や、浦安D-Rocksのこれからの強化策についてのプレゼンテーションがありました。

「D1に昇格した今シーズンのテーマは「旅の門出」。みなさんと一緒に旅に参加してもらいたいとう思いがあります。Journey(ジャーニー)とは、今ある状態から長い年月をかけて別の状態に変わっていくという意味合いもあります。これから強くなっていく浦安D-Rocksのプロセスを、一緒に旅していきたいという思いが込められています。」と、チームが目指す姿を紹介しました。
そして、チーム強化の考え方や価値観は今、変化の時期を迎えています。
これからのチーム強化の三原則として、「人材・コーチング・環境の強化」「普及」「キャリア支援」を掲げています。
ラグビーそのものやチームが情報発信してきたこと、選手やスタッフのラグビー以外のキャリアをしっかり支援していくことが、持続可能なチームの強化につながると考えています。
今回のグレイグ・レイドロー氏の就任は、まさにこの三原則をすでに自走している人物だからオファーをしました。
グレイグ・レイドロー氏に期待していることは4つ。
ひとつ目は、ヨハン・アッカーマン前コーチが築いてくれた浦安D-Rocksのフィロソフィーをアップデートさせてほしいこと、2つ目はチームのコーチングのアプローチを選手にもっと伴走し、もっと育成していくこと。3つ目はヘッドコーチとしてのレイドロー氏を介して、チームのポジティブな情報を世界中に発信してほしいこと、最後に、彼自身の4年間のキャリアの変化をぜひ、多くの選手たちにアドバイスしていってほしいということです。

今シーズン、新たに6名の選手がチームに加入します。
若くてスポンジのようにさまざまなことを吸収する選手もいれば、高い経験値を持ち育成にフォーカスしている選手、また問答無用のXファクターもおり、今後の活躍が注目されます。
若手の育成だけでなく、選手のキャリアプランについても考え、グローバルな視点で強化したいと考えています。
さらに、昨年12月に発出したラグビーのサステナビリティ宣言。
One for All, All for OneからOne for Society, Society for Oneへ、社会のためにラグビーをどう活かすか、というチャレンジにも注目です。
浦安D-Rocksが行ってきたこれまでの活動と、これからの計画をしっかりと見える化していき、地域やファン、企業、各ステークホルダーの皆さんと、どうやったら持続可能な社会を構築できるかということをテーマに発信していきます。
浦安D-Rocksが描くJourney(ジャーニー)をみんなで叶えていくために、スコットランドの英雄もまた新たな旅の門出に立っています。
「最年少でヘッドコーチ※となり、エネルギーに溢れていますが、チームとして困難に陥る状況もあると思う。そんなとき、いろんな方々の手助けをいただきながら、競合チームと戦っていけることを楽しみにしています。そして選手たちと共にそれができるのを本当に楽しみにしています」とグレイグ・レイドロー氏は語ってくれました。
そして、コーチとしてのビジョンは「選手が最大限自分の力を発揮でき、成長できる環境を作ること。選手とコーチが繋がり、コーチと選手がパートナー企業とも繋がり、長いNTTの歴史の中で、わたしたちはその一部として常にチームとして繋がり、D1を戦い抜いてくことを意識している」と、チームに携わるさまざまな方々にも意識を向けていました。

最後に、チームを率いるキャプテン、飯沼蓮選手の登場!
グレイグ・レイドロー氏自身のお子さまのミドルネームに「レン」と名付けたエピソードを披露しつつ、スクラムハーフの先輩と後輩が、これからはコーチとキャプテンとしてチームのために尽くしていくことをそれぞれの立場でお話してくれました!
グレイグ・レイドロー新ヘッドコーチからのメッセージ
It is with great pride and excitement that I step into the role of head coach for the URAYASU D-Rocks, following our hard-earned promotion to Japan Rugby League One Division 1. Last season showcased our hard work and dedication, and I am honored to lead this exceptional team into the next chapter.
At URAYASU D-Rocks, our core philosophy is to "connect." This goes beyond just connecting on the field; it extends to our fans, the local community, and our partners. We aim to build strong relationships that will be the foundation of our success. I am calling on all our supporters to stand by us as we tackle the new challenges of Division 1. Your unwavering support is vital, and together, we can achieve great things.
This season, we are setting out a new vision: to play a smart, innovative, and exciting brand of rugby. We want to showcase a style of play that is not only strategic but also exhilarating for our fans. Facing the competition in Division 1 will require a collaborative effort from every member of our team. Unity and teamwork are paramount, and we promise to demonstrate these qualities in every game.
I am confident in the potential of our team and the connection with our incredible fans, community, and sponsors. Together, we can make a significant impact in Japan Rugby League One. I am excited about the journey ahead and look forward to the opportunities and successes that await us.
(日本語訳)
この度、浦安D-Rocksのヘッドコーチに就任したことを大変誇りに思うと同時に胸が高鳴っています。昨シーズン、チーム全員の懸命な努力と献身的なプレーによってジャパンラグビー リーグワンディビジョン1昇格を果たし、その次のシーズンでチームを率いる事ができる事を光栄に思います。
浦安D-Rocksの理念は "つながる "ことです。これは単にフィールド上でのつながりに留まらず、ファン、地域・社会、そしてパートナーも含まれております。そのため、我々は、成功の基盤となる強固な関係を築くことを目指しています。サポーターの皆さまには、D1という新たな挑戦に挑む私たちに寄り添っていただきたいと思っております。皆さまの揺るぎないサポートが不可欠であり、皆さまとともに飛躍を遂げる事ができると信じています。
今シーズン、我々は賢く、革新的で、エキサイティングなラグビーをするという新しいビジョンを掲げています。戦略的であるだけでなく、ファンの皆さまが見ていて爽快と感じるプレースタイルを披露したいと考えています。D1の競争に立ち向かうには、チーム全員の協力が必要です。団結力とチームワークが最も重要であり、全ての試合でそれが発揮する事をお約束します。
私自身、このチームのポテンシャルと、素晴らしいファン、コミュニティ、パートナーとのつながりに自信を持っています。私たちが力を合わせれば、ジャパンラグビー リーグワンに大きなインパクトをもたらす事が出来ます。これからの道のりに期待を膨らませ、待ち受けている機会や成果を楽しみにしています。
まもなく今シーズンの開幕です!D1での活躍が楽しみな浦安D-Rocksを応援して盛り上げて行きましょう!
(写真提供:浦安D-Rocks)
※2024年8月28日時点
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