docomo EVERYDAYゼッケン番号を画像解析!
金沢マラソン2022で
「あなたへの応援メッセージ」を表示

2022年10月30日(日)に開催された「金沢マラソン2022」において、NTTドコモとNTTコミュニケーションズの音声および画像認識技術を活用したリモート応援を実施しました。2021年の金沢マラソンでも実施した本施策は、「ランナー一人ひとりに応援メッセージを届ける」をコンセプトにシステムを改良した結果、今回、2021年の4倍近いメッセージを集め、大会を盛り上げることに成功しました。そこで、北陸発のイベントの模様と舞台裏について、お伝えします!

金沢マラソンってどんなもの?

金沢マラソンは、北陸新幹線開業にあわせて、2015年から石川県金沢市で開催されている市民参加型のフルマラソンです。金沢城や兼六園、金沢駅前、ひがし茶屋街など金沢市内の名所を中心として、金沢の魅力が満喫できる7つのゾーンをめぐる回遊型コースとなっています。
コロナ禍前には20万人以上の人が応援に参加したと言われていますが、2021年の大会に続き2022年も感染症防止対策のため、沿道応援の自粛の中、ランナーの励みになる応援の声が届きにくいという状況でした。

どうやって通過するランナーを認識するの?

ランナーにとって一番の励み、それは、沿道からの応援でしょう! コロナ禍で沿道での応援の自粛が呼びかけられている中であっても「なんとかランナーに応援メッセージを届けたい!」と、2021年に、NTTドコモが提供する「みえる電話®」を活用した応援メッセージ収集と大型ディスプレイでの表示を実施しました。施策を実施する中で、「特定の人に向けてメッセージ表示できないの?」というお声を多くいただいていたため、2022年は「ランナー一人ひとりに応援メッセージを届ける」をコンセプトに検討を重ねました。
そこで採用したのは、NTTコミュニケーションズが提供する「ドコモ画像認識プラットフォーム」を活用したゼッケン認識です。ディスプレイ手前にカメラを設置して静止画撮影し、物体検出および文字認識を用いることで、ゼッケン番号を抽出することにしました。抽出されたゼッケン番号はディスプレイ表示側に即時反映され、ゼッケン番号向けのメッセージを表示できるように。
本番までにフィールドなどでの試験を重ね、準備万端で当日を迎えました。

メッセージ総数が2021年の4倍に!!

金沢市の公式SNSで周知いただいたり大会前日のランナー受付周辺でビラ配りをさせていただいた効果もあり、集まったメッセージは想定を超える2021年の4倍近いメッセージに! 
マラソンのスタート時には、エイドステーションなどの案内と一緒に本施策についてもアナウンスがあったおかげもあり、ランナーのみなさまからの認知度も高く、ディスプレイを通り過ぎる際には好印象なリアクションをいただくことができました。
また、システム自体も大きなトラブルもなく、ランナーが通過する約4時間程度の時間に継続的に動作しており、通過する各ランナーに応援メッセージをお届けすることに成功!
当初の想定以上に多くのメッセージが集まりました、金沢マラソンの盛り上がりにできたと感じました。
2023年度のさらなる地域への貢献に向けて、提供内容をより改良していきます!

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