全国のエリアプランナーに密着取材!
真相を聞いた
2021年6月末。ドコモは瞬速5Gの基地局が累計1万局を突破したことを発表した。3つの新周波数帯を用いることで、高速・大容量な通信サービスを提供する「瞬速5G」は本当に速いのだろうか?日々変化し続ける通信環境やお客さまのニーズに合わせて、快適な通信を提供することに努めているという全国各地のエリアプランナーのみなさんに、真相を聞いてみた。
全国各地で「瞬速5G」を計測!
交通施設やスタジアム、観光スポットなどでは利用者が多く集まり、ネットワークが混雑することで通信速度が低下しやすいという。そんな場所でも「瞬速5G」は本当に速いのか?
全国各地のエリアプランナーのみなさんに、代表的な5G利用可能スポットで通信速度の計測をお願いした!
※ドコモスピードテストアプリを利用して、各ポイントでラージモードにて、通信速度計測を3回実施し、その平均値を計測結果として表示しています。また、新国立競技場については、イベント開催時間外に調査を実施し、 観客席を複数ポイント計測した結果の平均値となります。(計測期間:2021年4月~8月、計測端末 :ドコモ5G対応端末 )
※ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況やご利用いただいている機種に応じて変化します。
一般的なインターネット利用では高画質な動画を視聴する場合であっても、30Mbps程度あれば快適と言われている。
「瞬速5G」の測定結果は、なんとその20~30倍!?これは本当に速い! 利用者が多くなっても十分余裕があるのではないだろうか。
ドコモスピードテストアプリを利用すれば、誰でもスループットの計測ができるので、スポットに訪れる機会があれば是非ご自身の目で確かめて欲しい。
※ドコモスピードテストアプリには、ノーマルモード測定、ライトモード測定、ラージモード測定の3つの測定方法があります。測定モードにより測定可能な通信速度が異なるため、「瞬速5G」エリアのスループットを計測する場合は、ラージモード測定を選択してください。また、ラージモード測定の場合、高速環境での通信速度を測定するため、通常の測定より大きい通信量(最大1000MB)での通信する方式となります。ドコモスピードテストアプリについて詳しくは、「ドコモホームページ」をご確認ください。
「瞬速5G」の
速さの秘密を聞いてみた!
今回、スループット計測にご協力いただいたエリアプランナーのみなさんに、「瞬速5G」のメリットの一つ、高速・大容量通信を提供するために、ドコモではどのような取組みを行っているのか聞いてみたので、その事例を紹介していきたい。
収容人数6万人!
「新国立競技場」の場合
世界中の注目を集める東京オリンピックの中心地ですので、4年以上も前から準備を開始しました。しかし建物が無い中での検討は大変難しく、SNS流行によりデータをダウンロードするだけでなく、アップロードするというスマートフォンの使われ方も変化し、分析を幾度も繰り返し入念な検討を行い、基地局の最終構成を大幅に見直すことも行いました。
しかし、基地局が完成してからが、我々エリアプランナーにとっては正念場となります。目的のエリアをカバーできているか、5G通信は問題なくできるかなど、競技場内の隅から隅までを何度も何度も調査を行い、改善対策を積み重ねてまいりました。調査は非常に広範囲にわたり、歩数計を確認すると2万歩を超え、特に真冬や真夏での現地調査はかなり体力をつかいました。また、イベント開催時は30分ごとに観客席の階段を上り下りしながら、通信速度を計測していたため、翌日は必ず筋肉痛になっているなんてことも。
これらはひとえに6万人超の感動を世界に届けるため、そして現代版オリンピックレガシーのため、新国立競技場の「瞬速5G」は社内外さまざまな連携と努力により、完成に至りました。
今後も、このような調査と対策の積み重ねにより、少しでもより快適な通信環境を提供できればという想いで、調査や品質改善を頑張っていきます!
日本一高い場所!
「富士山頂剣ヶ峰付近」の場合
毎年、現地での調査や、山頂や登山道を対策している基地局のトラフィック分析を行い、翌年の富士山山開きに向けて追加の対策が必要ないかを毎回しっかり検討し、必要が生じればアンテナ設備改善の準備を始めています。
今年は、山頂からの絶景や登頂の感動をより高画質な画像や動画でリアルタイムに発信するという利用シーンが増えていることを踏まえ、新たに、富士山頂剣ヶ峰付近の一部で「瞬速5G」の提供にチャレンジしました。昨年夏は富士山が開山しなかったことで対策が1年延期になったり、悪天候により山頂に10日間も滞在して実施したアンテナ工事を経て、やっと富士山で「瞬速5G」をお届けすることができました。下り1Gbpsを超える通信速度の計測結果を確認できた時は、日本最高峰でこんな通信速度が出せるなんて、と思わず笑みがこぼれました。
今後も、この一連の取組みを積み重ねていき、登山者のみなさまに、登頂時に味わった感動を安定して発信できる環境の提供を続けていきたいと思います。
日本の恐竜王国にある
「福井県立恐竜博物館」の場合
国内最大級の展示を誇る「福井県立恐竜博物館」は、恐竜好きのファンが多く訪れる観光スポットのひとつです。メイン展示スペースでは、迫力あるティラノサウルスをより高画質な動画や画像ですぐに共有いただきたい想いから、「瞬速5G」のエリアを提供しています。
また、過去には、博物館にご協力をいただき、5G通信による4K映像伝送、およびVR技術を活用した遠隔博物館訪問イベントも開催しました。
今後も5Gが開く新しい世界の一つとして、今までにない観光の形を遠方のお客さまにも楽しんでいただけるように、通信品質の維持・向上に努めていきます!
MAZDA Zoom-Zoom
スタジアム広島の場合
広島東洋カープの本拠地であるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(以下マツダスタジアム)は、周囲を囲まれたスタジアムと違って、開放感のあるスタジアムですので周辺にある基地局からの電波も多数届いてしまい、エリア構築がとても難しいエリアプランナー泣かせの施設です。
試合開催日には、カープロードからマツダスタジアムへ入場するスロープや入場口周辺も多くの人が行き交う重要なエリアですので、エリアプランナーを中心に関連部一丸となって、周辺基地局含めた一帯の電波を全面的に調整することに加え、このエリア一帯を5Gエリア化しました。
広島駅~カープロード~マツダスタジアムまでの一帯は、多くのカープファンが集うエリアですので、いつでも快適で高速・大容量な通信が可能なエリアを提供できるように、継続的に品質改善に取組んでまいります。スタジアムご利用の際には是非「瞬速5G」の性能をお試しください!
九州の玄関口「博多駅」の場合
九州の玄関口である「博多駅」は、博多に住んでいる人だけでなく、出張や観光で訪れた人でもにぎわっており、全国で初めてターミナル駅全体※の「瞬速5G」エリア化に取組んだ場所です。
日々、駅周辺の通信状況の監視、定期的な現地調査の実施に努めておりますが、その調査の中で、5G通信できるはずなのに4G通信しかできない場所を発見。基地局に設定しているパラメータを細やかに調整し直すことで、問題なく5G通信が利用できるよう改善しました。
このように、通信状況の監視だけでなく、実際に現地へ赴いてきめ細やかな調査を実施することで、不具合の早期発見や改善に取組むことができるのが、エリアプランナ―の強みです。
今後も安定した高速・大容量な5G通信をお客さまへ提供できるように努めてまいりますので、お気づきの点がありましたら、ドコモまでお声をお寄せください。
※JR博多駅在来線ホーム、コンコース、博多駅前広場、筑紫口などで「瞬速5G」をご利用になれます。
ドコモショップで
「瞬速5G」を
体験してみませんか!?
今後も、ドコモでは、より多くの方々に「瞬速5G」をご体感いただけるよう、基地局開設を積極的に進行中だが、一部のドコモショップでは、「瞬速5G」のエリアを提供している。
ぜひ、お近くのドコモショップにご来店された際は、「瞬速5G」を体験してみませんか?
※「瞬速5G」をご利用いただけるドコモショップについては、「ドコモホームページ」をご確認ください。5Gのサービスエリアマップにて、「5G利用可能スポット」をONにしていただき、「ドコモショップ」のカテゴリを選択していただくことでご確認になれます。