AI/ビックデータ
文書自動要約技術
取組み概要
NTTドコモ北京研究所(以下、ドコモ北京研)は、2016年よりAIを活用し、文章の中から重要度の高い文章をAIが判定して抜粋する抽出式要約と、AIが言葉を補いながら新たに文を生成して要約したりする生成式要約を含む自動要約技術(以下、本技術)の研究開発を行っております。
本技術は、北京研が独自に開発したニューラルネットワーク (DNN: Deep Neural Networks)※1により実現されており、既存技術と比較して重要情報の網羅性を高めただけでなく、ユーザが指定するキーワードやタイトル、要約文字数の情報に基づいて、ユーザの意向に沿った要約を生成します。
また、原文上の引用位置や新たに生成された文字の位置を可視化する位置特定機能を実装しており、人手による修正が必要な場合でも効率的な修正作業を可能としています。
本システムを利用することで、人手による要約作成や従来の要約システムを利用した場合と比較して要約作業に要する時間を短縮し、人手不足を解消することが可能となります。
ドコモは今後も、AI技術を活用して情報爆発の現代において、必要な情報を素早く提供できるよう、社会に貢献してまいります。
- ※1ニューラルネットワーク:人間の脳の仕組みを模したAIの計算モデル手法のこと

技術詳細情報(ドコモテクニカルジャーナル)
本技術を活用したサービス
関連報道発表
AIを活用したニュース記事の自動要約における実証実験(PDF形式:587KB)
フォアキャスト×ドコモ×日本テレビ3社共同開発 ニュース記事の自動要約サービス「自動要約AI(β版)」を提供開始 ~記事の要約作業を効率化し、メディア業界の働き方改革をめざす~(PDF形式:0)