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充電ストレスフリー・カーボンフリーデバイス ~The future device powered by IOWN~

移動機開発部 ある開発者が思い描く未来の話

うちのスマホたちは、
家のなかでバッテリーを
自給自足しはじめる。

「一生充電しなくていいスマホとかつくりたいですね」とその人はいった。
そして「そんなのできたらサイコーじゃないですか?」とこちらに質問を投げて笑った。
かけているメガネもいたずらに光った。

彼が開発を進めるのは、室内光を活用する発電パネル。
たとえばスマホに搭載すれば、コンセントにつながなくてもバッテリーが満たされるという。
「充電ってストレスだと思うんですけど、生活のなかで充電という行為を意識することがなくなります」
IOWNの光電融合技術などによりデバイスの低消費電力化が進めば、エコはもちろん、ますます便利な世の中になるはずだ。

デバイスに限らず、家やオフィスなど建物にこの発電パネルを設けて、長距離ワイヤレス給電が可能になれば、さまざまなシーンで室内光エネルギーを循環させることができる。環境だけでなく、家計にもやさしいタイプだ。
さらに電池の劣化も抑制するという。

「床や壁、デスクにも光って落ちているんですよ。使えるんです」
そういう彼のメガネにも、光が反射していた。
この些細な光さえも、そのうちエネルギーとして使うのかもなと思った。

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