サービス運営部 津上 晃多さん

docomo EVERYDAY社員が語る、わたしの挑戦#02
最先端のネットワーク技術で、豊かな生活にアップデートする

携帯だけではなく、さまざまな場面でみなさんと繋がっているドコモの仕事。そんな知られざるドコモの仕事をドコモグループ社員が自分自身の言葉でご紹介します。
今回はエンジニアとして、ネットワーク技術の全国展開に携わる社員が語ります。

サービス運営部
TSUGAMI KOTA
津上 晃多

  • 所属は取材時のものです。

生活を豊かにするネットワークの進化を全国へ

日頃はあまり気づくことがないかもしれませんが、携帯電話に電波を届けるためのネットワーク技術は日々進化し続けています。そしてその進化は、人々の生活を豊かにする大きな要素となっています。私の仕事は、そのネットワーク技術のなかでもソフトウェアに関する新たな技術が開発されたときに、全国にある基地局にその新しいソフトウェアをインストールするまでの段取りをまとめ、実際に展開して届けていくことです。目まぐるしく変化する社会では、ネットワークの新たな機能が必要とされる時期を見極めることが大切です。私は全国の支店の担当者とスケジュールを調整し、提供エリアによって異なる環境に応じた注意事項を伝えた上で、不具合などを起こすことなく安全にネットワーク技術のソフトウェアのアップデートを行って、最新技術を全国へ届けることを担っています。

ドコモの中心サービスの進化をど真ん中から支えていく

2022年に全国への展開を完了した5Gスタンドアローン1は、これまで4Gの機器と併用しないと飛ばせなかった5Gの電波を5Gの機器だけで飛ばせるようにする技術です。その他にも、ドコモのネットワークを使って企業のプライベートな5G環境を構築するローカル5G2など、新たな技術には「大容量・低遅延・多数接続」という5Gの可能性をさらに引き出す機能があります。5Gへの移行をはじめとしたネットワーク環境の進化を全国へと展開していくことで、お客さまがこれまで以上に多様なサービスを楽しめるようになり、より豊かな生活の実現に貢献できるところに仕事のやりがいを感じています。
かつてネットワーク技術の進化は単に通信のスペックを向上させることがほとんどでした。ですが、近年は用途を多様化させるような機能開発がされているため、その先にあるお客さまのサービスの利用シーンを想像しながら技術の検証に取り組んでいます。
また、新たな技術の展開はドコモの先進性のアピールにもつながります。競合他社の動向を見据えながら、この日までには全国への導入を完了したいとスケジュールを立てているときは、自分もドコモの事業をど真ん中で支えているような感覚になります。そういった重要なミッションを全国の支社と力を合わせて達成できたときには、みんなで一つのことをやり遂げたという大きな喜びを共有しています。

  • ※1
    5Gスタンドアローン:5G SA(Standalone)。すべての基地局設備が5G専用に開発されたもので提供される上下ギガ超えの高速通信を実現する通信方式。
  • ※2
    ローカル5G:地域や産業のニーズに応じてスポット的にネットワークを構築し、5G環境を利用可能にする技術。
サービス運営部 津上 晃多さん

大胆な発想で、被害を受けたお客さまに寄り添う

長崎県で大規模な大雨災害が起こった際ときに、当地の基地局が被害を受けて一部のエリアの通信が途絶えてしまったことがありました。現地は山のなかで50世帯ほどが携帯電話を使えない状況に陥ってしまった上に、県の東西をつなぐ幹線道路も通るエリアだったため、何か起きたときに緊急車両を呼ぶことができなくなる重大な事態でした。ドコモの電波を届けるためには建物や木に遮られない高い位置にアンテナを設置することが必要なのですが、そのアンテナを設置するための基地局の建物が被害を受けてしまったのです。私は急いで現地へ向かい、どこかにアンテナを設置できる高いものはないか応急的な復旧策を模索し建設会社の方々と相談した結果、一つの解決策として幹線道路の電柱に設置することになりました。でもそれだけでは途絶えたエリア全体をカバーすることはできません。そこで次に考えたのが、他の通信会社の基地局にドコモのアンテナを設置させてもらうこと。競合他社に協力を仰ぐという大胆な発想でしたが、上層部を通じた交渉によってなんとか実現できました。結果的に、基地局を復旧させようとすれば復旧まで1年半かかるところ、6か月という短期間で応急的なネットワークを構築して被害エリア全体の通信を復旧することができました。
まだ経験の浅い入社2年目でこのような発想に至れたのは、現地で困っているお客さまを目のあたりにし、1秒でも早く復旧させたいという強い思いがあったからです。この緊急事態を乗り越えた経験によって、本社で決められたやり方に従って仕事を進めるだけではなく、常に自分でそのエリアで一番いい方法を考えて模索する仕事の姿勢が身につきました。

楽しさを届け、人と人をつなげ続ける

学生時代の経験で一番大切にしていたのは、中学時代から続けたバレーボールを通じて得られた楽しさでした。バレーボールの醍醐味はボールを落とさないように人と人がつながり、チームメンバーみんなで力を合わせて勝利を掴み取ることにあります。そんな風に人と人をつなぎ、最も多くの人に楽しさを届けられる仕事ってなんだろうと、考えた末に見つかった答えが通信ネットワークでした。通信は生活を便利にするものでもありますが、私が胸に抱いた志の根っ子にあるのは、「楽しさ」を届けて、それを広げていきたいという思いです。
また、仕事の成果物としてのネットワークだけでなく、仕事のプロセスにおいても人と力を合わせて何かを成し遂げるというスタイルに魅力を感じています。支店の社員をはじめ、多くの人を巻き込みながらつないだ新たな技術によって、競合他社を凌ぐドコモのネットワーク環境を作っていくこと、私にとってそれはまさに、バレーボールの勝利と同じような大きな喜びを味わえる仕事なのです。

想像もできなかったサービスの創出を、ネットワークで支える

私が入社4年目ですでに多くの経験をしてきたように、若手でも大きなプロジェクトを動かすことも多く、社員は誰もがそれぞれの熱い思いを原動力に仕事をしていると感じます。たとえば山奥のキャンプ場での動画視聴もあたりまえになるなど、世の中ではネットワークの進化によって生活者が享受できるサービスの幅が広がり、暮らしがどんどん豊かになっていっています。これまでもこれからもそのような新しいサービスを提供するための土台となる、ネットワークの進化を支えたいという気持ちは変わりません。またさらに、ドコモがカバーする通信エリアも全国隅々へと拡大しており、いつでもどこでもつながるネットワーク環境へと構築を進め続けています。これからも、新たな技術を全国へ届けるための知識を増やし、多くの人を巻き込んでプロジェクトを推し進めるスキルを磨いて、今まで想像もできなかったサービスや価値の創出を支え続けていきたいと思っています。

オフの時間の過ごし方

サービス運営部 津上 晃多さん

先日結婚式を挙げたのですが、当時は地元の福岡で結婚式を行ったのでその準備につきっきりでした。でもそれができたのもリモートスタンダードで働ける環境のおかげです。今はようやく東京で落ちついて新婚生活が送れているので、テレビで見つけた美味しいお店を妻と一緒に巡っています。

  • リモートスタンダード:日本全国どこからでもリモートワークにより働くことを可能とする制度。
    リモートワークを基本とし、働き方を自由に選択・設計可能とすることでワークインライフ(健康経営)を推進する。
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