ウミガメの恩返し 沖縄から想いを乗せて、未来へ。

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協力:
一般財団法人 
沖縄美ら島財団
後援:
沖縄県

THINK

高い透明度とエメラルドブルーの
美しいビーチの沖縄。
しかし、そこにはガイドブックには載らない
事実がありました。
私たちの生活から出たプラスチックごみを中心に
大量のごみがビーチに漂着しているのです。

このままでは、
沖縄のキレイな海が失われてしまう。
ウミガメや珊瑚、海の生き物たちが苦しんでいる。
次の世代へ美しい海を残したい。
その想いを込め、日々清掃活動に取り組む現地の
方々がいます。

私たちのアイディアや技術で
少しでも現地の方の活動の手助けになることが出来ないだろうか。
一人でも多くの人がこの問題に関心をもつ
きっかけをつくることは出来ないだろうか。
この想いを胸に、私たちの挑戦が始まりました。

ウミガメを模したこのプロダクトに現地の人と私たちの想いを乗せて
海を守る活動が沖縄から日本全国、
さらに世界中へ広がり、
一人ひとりができることから始めてみる。
その行動の一歩をつくりだすことを願っています。
いつまでも豊かで美しい海を残せるように。

沖縄から想いを乗せて、未来へ。

KNOWLEDGE 今、みんなに
知ってほしいこと

海がごみであふれている

世界中の海が、私たちの出すごみによって汚染されています。
中でも海に流出したプラスチックごみが深刻な問題となっています。
プラスチックの多くは使い捨てで、容器包装などがポイ捨てや不適切な処分により海に流れ出ています。
すでに世界の海に合計で1億5,000万トン※1のプラスチックごみが存在し、少なくとも年間800トンが新たに海に流出していると推定されています※2

※1 McKinsey & Company and Ocean Conservancy (2015)
※2 WORLD ECONOMIC FORUM(2016)

生物が傷ついている

海洋ごみの影響で、魚類、ウミガメ、海鳥など、700種近い生物に被害がもたらされています。このうち92%がプラスチックごみによるもので、餌と間違えたり、浮遊する漁網にからまり傷つき、死んでしまうことがあります※1。また、海洋プラスチックごみの量は2050年には魚の量を上回るとも言われています※2

※1 Gall & Thompson (2015)
※2 WORLD ECONOMIC FORUM(2016)

守り続ける人たちがいる

美しい海を守り続けたい。日本各地で県や地元市町村、ボランティア団体の方々が海に漂着した海洋ごみの撤去・回収に努めています。しかし、負担も大きく、繰り返し漂着し続けるごみへの対応に苦慮しているのが現実です。
私たち一人ひとりが日々の暮らしの中で、再利用できるものを選ぶ、ごみを持ち帰る、分別するなど、ちょっとした心がけを持つことが大切です。

沖縄の豊かで
美しい未来を願って

ドコモグループでは、ドコモグループ地球環境憲章を制定し、環境保全活動を実施しています。

ドコモグループ 
地球環境憲章 基本理念
私たちドコモグループは、地球環境問題を重要な経営課題と捉えています。モバイルICTを基軸としたサービスの開発や提供を通して、生活やビジネスのさまざまな場でイノベーションを起こし、お客さまとともに社会全体の環境保全に貢献します。また自らの事業活動における環境負荷を低減します。
基本方針 生物多様性の保全
生物多様性と事業との関わりを把握し、生物多様性を将来世代に引き継ぐために取組みを推進します。

ドコモとSDGs

ドコモは事業活動を通じて、SDGsの達成に向け貢献していきます。

SDGs目標14:海の豊かさを守ろう
サンゴの生態を学ぶ、楽しむ、水中ドローンの活用
沖縄 慶良間諸島国立公園内のサンゴ生態調査による環境保全(学ぶ)と観光促進(楽しむ)の両立に向け、水中ドローンによるサンゴやウミガメの映像、位置情報を活用した実証実験を座間味村、同村観光協会、沖縄科学技術大学院大学とともに開始。環境省 慶良間自然保護官事務所、地元の宿泊施設(オセアナポートヴィレッジ)などに協力をいただき、取組みを継続していきます。
サステナビリティの取り組みについて詳しくはこちら

ACTION 私たちの挑戦

ドコモは、生物多様性の保全と回復に向けた取り組みとして、奄美・沖縄を対象に、環境保全・地域振興を目的とした世界自然遺産推進共同体の発足に携わり、推進しています。地域企業に加え、市町村や地元の大学と共に、希少種および自然環境の活用を通じた地域貢献・地域振興にも取り組み、世界自然遺産登録をはじめ、環境保全と地域振興の循環モデルの確立をめざしました。
今回、海洋ごみ問題の取り組みも沖縄県の環境保全に必要な大切な活動として、地元の団体と一緒に活動を行いました。

美しい海でありつづけて欲しい。
みんなの想いを乗せた
ウミガメ型海洋ごみ回収ドローン。

漂流ごみを回収することで、清掃活動や海洋生物の負荷を少しでも軽減することができればと想いを込めて海洋ごみ回収ドローンを製作しました。
ドローンはスマートフォンを使って操作ができ、ドローンに設置されたカメラからスマートフォンへ映像をリアルタイムに送ることで、映像を見ながら直感的に回収作業が可能です。ウミガメの外装は、現地の清掃活動で回収したプラスチックごみをプレート加工し、装飾として再利用しました。

海面に漂うごみは後方に設置されたネットに回収されていきます。

大空から漂流ごみを探索する。
カモメ型ドローン。

海面上のごみを空から探す、カモメ型のドローン。ウミガメ型海洋ごみ回収ドローンと同様にカメラを搭載し、リアルタイムに空からの映像をスマートフォンに送ります。
海岸線エリアなど、人が行きづらい場所を広範囲に探索することが可能です。

  • 連携し、漂流ごみを探索するドローン
  • 漂流ごみを回収するドローン
  • 円形の網に漂流ごみが回収される
  • ビーチクリーン活動で回収した
    プラスチックごみは細かく破砕
  • 破砕されたプラスチックごみは加工され、
    装飾として活用

ネットワーク技術の力で
新たなつながりを創りだす。

スマートフォンとドローンがドコモのネットワークで連携することで、遠隔地からでもカメラ映像の確認や海洋ごみ回収ドローンの操作ができ、清掃活動に参加することができます。高齢者や自由に活動ができない方、遠方の方など、海を守る活動に直接参加できない方も、遠隔で参加ができます。

みんなの想いと技術で、
世界を変えていけると信じてる。

ART カタチを変えて伝えていく。
一人でも多くの人が
つながれるように。

  • ビーチクリーン活動を一緒に行った方々や
    芸術大学の学生さんと一緒に制作した
    アート作品「未来へ」
  • 幅広い年齢の方々が制作に参加
  • 海洋ごみについて学ぶ子どもたち

INTERVIEW 活動しつづけることで
つながりの“和”が広がっていく。

ビーチクリーン団体
gomisube.代表 友寄隆秀さん

ローカルで動いていく僕らと、
テクノロジーの力を掛け合わせれば、
きっと、次の世代の子どもたちの
未来へつなげていける。

学生時代の頃、沖縄離島の日常生活を描いたドラマの中で青い海、白い砂浜、青い空という沖縄が映し出されていて、ドラマに影響された多くの観光客が沖縄に訪れていました。
しかし、実際のビーチでは目の前に漂着したごみや不法投棄がある。
多くの人が描く理想的な沖縄と現実の沖縄にギャップを感じると同時にこのままでは沖縄の観光が終わってしまう、という危機感も感じていました。
そこで、目の前の海をいかにキレイにしていくかをテーマに、仲間と声を掛け合いビーチクリーンをはじめました。今では、下は3歳の子どもからおばあちゃんと、年齢層も幅広く、親子3世代でこられる方もいます。毎回新たに参加される方もいて、そのつながりが実際に日常生活の交友関係やビジネスにつながったりビーチクリーンという枠組みを超えた活動へ発展している印象があります。
活動する中で、「どうしても足が運べないです」とか、「遠くから声援を送ってるね」という言葉もよくいただきます。今回のドローンを使った遠隔操作できる形やテクノロジーを活かした活動は、そういった方々のニーズにも応えていけるようになると思います。また、海洋ごみの問題が実際に発生していることを、沖縄から世界の人に発信していく機会になるのではないか、美ら海の新たな魅力を発信していくきっかけになるんじゃないかなと期待しています。
ローカルで動いていく僕らと、ドコモさんのテクノロジーで解決できるところを掛け合わせていくと、次の世代の子どもたちの未来へつなげていけるのではないかな、ということですごく大事な活動だと思っています。

gomisube.のビーチクリーン活動について

協力:一般財団法人 沖縄美ら島財団

熱帯・亜熱帯性海洋生物の生物多様性に関する研究や、生理学及び生態学的な特性の研究により、自然生態系の保全と持続可能な利用に寄与する活動を行っています。

Webサイトはこちら

後援:沖縄県

沖縄県においては、海洋漂着物に対し、市町村と連携した回収処理事業やモニタリング調査、普及啓発等を実施しています。

Webサイトはこちら

ドコモは沖縄で
様々な活動を行っています