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Mixed Reality どうぶつ -Volumetric Video×Magic Leap 2-

NTTコノキュー ある開発者が思い描く未来の話

教卓の上で、
百獣の王が雄叫びをあげた。

「現実と仮想の境界線が曖昧な世界って、おもしろそうじゃないですか?」
彼女が開発を進めるVolumetric Video配信は、被写体を丸ごと3Dコンテンツに変換し、ストリーミング配信する技術。
Magic Leap2をかけると、立体映像となった動物や人がまるでこの空間に存在するかのように出現するのだという。
「バーチャル猫が自分の部屋のデスクに飛び乗ったり、廊下の階段をかけ降りたり」
少し恥ずかしそうに、けれど期待のこもった目で彼女は呟いた。
「私は昔からペンギンが好きでして、自分の部屋をペタペタ歩かせてみたいです」

そんなVolumetric Videoの持つ可能性は、エンターテインメントに限らない。たとえば教育シーン。
図鑑で見ていた動物を、みんなが集まった教室で実物大で観察できる。
「なかなかナマでは会えない動物が目の前に現れて、リアルな質感や迫力を、本当にそこにいるかのように子どもたちが感じられたら最高ですね」
まだまだ前例の少ないこの分野。彼女たちの挑戦はここから広がっていく。

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