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国産手術支援ロボットhinotori™×商用5Gによる遠隔ロボット手術支援

6G-IOWN推進部 ある開発者が思い描く未来の話

祖母を救ってくれたのは、
熟練ドクターが遠くで操る
ロボットでした。

「医療格差をなくしたい」その人は静かに決意を述べた。
「医師たちが自分の体を動かすようにロボットを遠隔操作できれば、医療過疎地で暮らしていても最先端の手術を受けられるようになるんです」

彼女が研究を進めるのは、高度遠隔医療。
医師が現地に行かなくても、手術支援ロボットを通して遠隔で患者を治療できるという。
そしてこの技術は、医療格差をなくすだけではなかった。
「日本の医療は人手不足により若手の育成も課題ですが、この研究が実れば、高度医療施設にいる熟練ドクターの技術を、医療過疎地の医師が身をもって学べるんです」

「安定した通信環境が整っていることが大前提ですが」そう前置きすると彼女は夢の果てを聞かせてくれた。
「活動拠点にとらわれずに医師が連携し、誰もが高度な医療を受けられるというのは、日本の病院がひとつになるということかもしれません。いつか地球上の病院がひとつになるといいなって思います」

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