
docomo EVERYDAY携帯電話がまばゆい芸術作品に。万博「いのち球」に込められたメッセージと今
大阪・関西万博で多くの来場者の心に残ったモニュメント「いのち球」。この「いのち球」には、携帯電話由来のとあるリサイクル素材が使用されています。2025年12月5日、万博会期終了後に万博記念公園へ移設されたこの作品は、資源循環と生物多様性を表現した特別な存在です。「ドコモ ケータイリサイクル」によって集められた携帯電話が、どのように芸術作品へと生まれ変わったのか。その制作背景と込められたメッセージを、移設を記念して行われたセレモニーの模様と合わせてお伝えします。
「マクロス」河森監督が描く、いのちの平等
「いのち球」は、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」の象徴として制作された作品で、「マクロス」シリーズや「アクエリオン」シリーズで有名な河森正治監督によってデザインされました。この作品の最大の特徴は、生物多様性を尊重する世界観にあります。ゾウ、クジラ、樹木、キノコ、アリ、人間など、大小さまざまな生きものを優劣や上下関係ではなく等しいいのちとして表現されており、地球上のあらゆる生命が平等であるというメッセージがこの球体に込められているのです。
お客さまから回収した携帯電話が「都市鉱山」の金に変身
この「いのち球」は、ドコモがケータイリサイクルを通じてお客さまから回収した携帯電話などをリサイクルして得られた金属、いわゆる「都市鉱山素材」から作られています。また、金沢の伝統工芸による金箔仕上げを用いることで、自然を新たに傷つけることなく、循環と再生の価値を示す象徴的なモニュメントとして制作されました。都市鉱山製の金を100%使用した金箔は、金と銀の配合比率を河森正治監督の希望に合わせて調整され、シャンパンゴールドカラーを実現しています。
セレモニーにはゲストとしてミャクミャクも登場
寒空の下、移設を記念したセレモニーには河森正治監督をはじめ「いのち球」の制作に携わった各社の代表者が出席。ゲストとして万博公式キャラクターのミャクミャクも登場し、会場を盛り上げました。河森正治監督は「1970年の大阪万博が創作の原点」「たくさんの人々の思いが集まればすべてのいのちが輝く、そんな未来をこれから歩んでいけるのではないか」と挨拶されました、また、ドコモ 執行役員 根本関西支社長は「いのち球は未来へと続く持続可能な社会づくりへの希望を示すもの」「長く親しまれ、未来の世代へと語り継がれていくことを願いたい」と挨拶しました。
<セレモニーに出席した企業など(役割)>
- 河森正治監督(デザイン)
- 大阪府日本万国博覧会記念公園事務所(園内設置)
- 株式会社NTTドコモ(携帯電話回収)
- ミナミ金属株式会社(携帯電話リサイクル処理)
- 株式会社箔一(金箔仕上げ)
河森正治監督
関西支社長も挨拶
ゲストで登場
一人ひとりの行動が未来をつくる
当日は、約10社の報道関係者に加え、100名を超える一般の観覧者にもお越しいただきました。万博記念公園の年間の来場者数は200万人以上と、これからより多くの方々にご覧いただく機会を得た「いのち球」。大小さまざまな生きものの序列ではなく等しいいのちとして捉える河森正治監督のメッセージを、少しでも感じて未来へとつなげていっていただければと思いました。
携帯電話のリサイクルは、単に資源を再利用するだけではありません。天然資源の採取を抑制することで生態系を保全し、環境汚染を低減、気候変動の緩和にもつながります。資源循環、生物多様性、脱炭素──これらは互いに深く関連し合っているのです。
私たちの携帯電話を適切にリサイクルすることは、持続可能な社会の実現に欠かせない行動です。「いのち球」は、そんな一人ひとりの小さな選択が、やがて大きな輝きとなって未来を照らすことを教えてくれます。
万博記念公園を訪れた際には、ぜひこのシャンパンゴールドに輝く球体を間近でご覧ください。すべてのいのちが等しく輝く未来へ──「いのち球」は、その道しるべとして、これからも輝き続けます。
ドコモはこれからも、環境保全の取組みを推進し続けます。